今のところ、理想とするのが都市ガス暖房と自動換気の組み合わせなのですが、その環境がありません。都市ガス工事をして、後付で自動換気もどきを作ることは可能ですが、そこまでやる意欲がありません。
できることとして、
体の芯まで温まる灯油ファンヒーター(化石燃料)。
メリット 加湿ができる。全体暖房で温かい。
デメリット 換気しないと一酸化中毒。給油の手間と火災リスク。
一酸化炭素中毒の件で、換気が必要というのがわかり敬遠するようになりました。
リビングや別室で使ったりはしますが、長時間の自室での使用はやめました。
ということで、ここ数年使い出したのが
換気不要なエアコン暖房
メリット 換気不要。全体暖房で温かい。
デメリット 場所が固定なので部屋全体を温める必要がある。室外機の騒音が結構大きい(室外機の設置場所が窓の近く・不安定な瓦上など条件が悪いと室内でも気になる場合がある)。消費電力が大きく、使用ピークになる朝にブレーカーが落ちる可能性がある。(詳細)ほぼオール電化の家でブレーカーが容易に落ちないように100Aに交換してあるのですが、朝6-7時頃、エコキュート、IHコンロによる湯沸かし、炊飯器、床暖房、エアコン複数、オイルヒーターという感じで、冬に停電を忘れて盛大に電気暖房機器を使うとブレーカーが落ちます。この事情があるので、電気暖房を控える必要があり、結果、ブレーカー落ちの心配のない余裕ある朝を過ごすために、朝リビングは石油ストーブを使うという感じで落ち着いています(隔年、気が緩むと同じことを繰り返している感じです)。
加湿が必要。(使用開始時1200W安定後200W程度)
今年、私はエアコン暖房派ということで、自作の加湿器を用意して24時間使用をしていたのですが、室外機が夜うるさかったり、暖気が必要でまめにON/OFFするものではなく、本当に去年この使用法だったのか怪しくなりました。その状況で、収納箱から、電気マットとカーボンヒーターが出てきて、この局所暖房はもういらないんじゃないかと思ったのですが、実際使ってみると、この電気暖房の組み合わせの利便性がよくこれで自室の暖房が事足りる場合が多いというのを思い出しました。惰性で、夏の冷房と同じように隣室のエアコンで隣室と自室を温めようとしたのですが、冷房と違い、就寝時暖める必要がありません、布団で暖が取れるのです、実のところ(複数人がいるリビングでなければ)自室の特にデスク箇所だけ暖かくなれば十分なのです(もちろん部屋もある程度温まると良い)。
今年は、このエアコン暖房でない電気暖房のみで冬が越せないかという模索をしたいと思います。
電気マットとカーボンヒーター
メリット 換気不要。駆動音がなく静か。電気マットの熱源が足下なのは暖かさを実感しやすい。
デメリット 局所暖房なので暖かさのムラがある。(小300-450W大600-900W程度 電気マット36W)
とりあえず、寒くなりだしたらデスク下に電気マットを常時ONという使い方で落ち着いています。寒くなると、300Wのカーボンヒーターを点けるということをしているのですが、外が凍ってない時期では十分暖かいです。使うと部屋全体にも暖かさが広がっています。
この全室暖房効果は、ゲーム機(PS4)、PCを長時間高負荷使用すると室内がかなり暖かくなっていてびっくりすることがありました。これで、暖房の代わりにならないかと思ったりしましたが、最近は省電力機能が向上したのでこうした状況は少なくなっていると思います(変わってないかも)。ただ、これらは意図的には暖房として使いにくいので難しいと思います。
欠点の1つとして、電気暖房だけだと部屋が乾くという問題がありました。加湿器を使うか、加湿機能のあるストーブを使うという方法で対処してきました。
加湿機能のあるストーブは、昔からある遠赤外線ストーブ(電気オーブンと同じ発熱材料)のものしかなく、これはしょうがないものだとそれを長く使っていました。ポコポコ沸騰した音はするし、まめに給水する必要がありました。
カーボンヒーターと遠赤外線ストーブは、熱源材料が違い、カーボンヒーターのほうが立ち上がりがよく表面だけでなく芯まで暖かくなるというような違いはちゃんとあったと思います。ただ、最近、遠赤外線ストーブを使っているのを見つけたのですが、思っていたほど違いがあるという感じでなくよく分からなくなりました。少なくともカーボンのほうが良い気がします。別素材でシーズというのが同じ価格帯であったりしたのですが、こちらは間違いなく立ち上がりが遅く、通電状態が見た目だけでわからない、芯までよく温まるみたいなものだったはずです。とりあえず、速暖性と芯まで効果で、カーボンヒーターが良いものと思っています(グラファイトヒーターが即暖かくなり進化したものみたいです。カーボンのほうが好みという場合もあるそうです、同じ炭素材料で遠赤外線量1.2倍は期待しすぎないほうが良いと思います。瞬間の速暖性と遠赤外線量のアップでのカーボンからの買い替えは微妙)。こうした、電気抵抗による発熱機器はW数で暖かさが決まるので基本的にはどれも同じ感じ(エアコンだけ唯一ヒートポンプで効率が良い、熱源材料の違いによる発熱効率の違いは殆どないと思っています。グラファイトの即温かいは別の評価。)、座って使う場合、コンパクトで低いほうが足を温めやすく、2段階調整のできるものが良いと思います。
今、購入候補を決めるとどちらかにすると思います、電気店で実物を通電して決めるのが確実です。今使っているものが、EST-KH600Pという古いものなのですが構造が単純な故か未だ使えます、安物ですが持ち運び向けにコンパクトで、土台がなくこの高さ39cmの製品に似たものは、3980円の特価品でSKなんとかという商品が店頭にあったので今もあるようです。
現在だと、逆ハンガータオル加湿器を部屋に置いておけば、過乾燥対策はできるので加湿機能付きのストーブを選ぶ必要が無くなり選択の幅が広がったのは良いことです。
これらの電気暖房と逆ハンガータオル加湿器の組み合わせで、静かな自室空間ができるのは理想的です。
電気マットはそのままで、カーボンヒーターの使用を300Wまでにして極寒期も乗り越えられるのが望ましいです。寒いと大の600Wにすることが過去あったと思います。
現在の厚着で、面倒なデスクこたつみたいな方向は回避でよさそうです。
自室は冷気が入り込まないように、ふすまの隙間は隙間スポンジを入れているし、窓際は障子が冷気を遮断している、もう特にこれといってやることはないです(完全な密室だと100Wでも暖かくなるはず)。
カーボンヒーターの設置場所を工夫してデスクの天板裏にというのも火事の心配でできず見える場所にしか置けないので、300Wちょっとから生まれる熱が、入ってくる冷気と相殺して、室内でプラスで残ってくれれば成功となります。ただもう、12月半ばで300Wヒーターなしでは寒いのでなかなか難しいとは思います。
電熱線ヒーターの火事はあるそうです。基本として、
必要なときだけ点ける
離れるときは消す
近くに物を置かない
見えない場所に置かない
は、習慣化しないと火事になります。
(進展)
外気温が10度を下回ると、300wヒーターでは能力不足になります。
わかってきたのは、空間と熱量の関係で、
布団は体温のみ空間ゼロで暖かくなり。電気マット(30W)も足に毛布をかけると何倍も温かい暖房機器になります。300wのこたつ空間が暖かくなるように、温める空間を制限すれば少ないワット数でも温かいということで、デスクこたつみたいな方向に答えがあるのかなという感触です。
例えると、目玉焼きを作る時、黄身を固めるのに、大きな蓋でなく、小さな蓋の方が高温で蒸れやすく早く作れるのと同じ。吉野家の朝定食のエッグは数十秒で作って出せるのは、平たいお椀みたいなのを被せて蒸らしてました。ネットでは資料が見つからないのですが、たぶん朝1人でワンオペ(レジ・調理)をやっているので、(調理プレートが見える店舗なら)確認できると思います。
結論として、電気マットが暖房機器として下から温める直接触れられるので効果の高さと約36wという消費電力の低さで優秀。これに上から、毛布(夏掛け布団)のようなものをかけて密閉させてしまうと、こたつと同じ密閉暖房ができてワット数の低さに関わらず、暖かくなる。密閉のために椅子の足場前面を封鎖する必要があるが、とりあえずラップを巻いて仮としたが、実際これで十分っぽいです。足は通常この面に接触しません。また、毛布は腹上まで持ち上げる事ができ、巻いて腰の部分で固定することは可能なようです(服の防寒ができていても上半身は寒くなるので、しっかり固定して保護する必要があります)(例 腰裏に這わせて利き手側の脇に結合部(布団の両端、ゆるさを無くすには内側に留める)を持っていき洗濯バサミで挟んで固定すると落ちなくなり保温性が上がります、ゆるく使う場合はひざ掛けスタイル)。
※挟んで固定する方法は、姿勢のキツさの割に保温効果は大きく違わないので、もっぱら、ひざ掛けスタイルで使っています。
個人のデスク暖房として、もっとも合理的な方法がこの「人魚スタイル」になるようです。足元で発生した熱が無駄なく腿辺りまで温めてくれるのと、被せる毛布などの保温効果も得られて、電気マットの36Wで温かいデスク環境が構築できます。夏掛け布団(薄いダウン素材)であれば、おしゃれなカバーであれば見栄えもよく。使わない冬での有効活用になります、保温性も高いです。本格的に使うのであれば、椅子の前面ラップはしっかりと塞ぐことになります。
300Wヒーターは、上半身の冷え予防、室温の上昇・維持が役割の補助暖房になります、この場合、300Wヒーターの足元を温めるのにメリットだった低さは不要になりました。室温が16度を下回る辺りで、補助暖房がないと上半身が寒く感じます(着衣の防寒具合によって体感は大きく変化)。
300wヒーターの場合、足を暖めると片側に偏った熱さになり快適でな無いです。こちらの電気マットに毛布囲いのほうが暖かさが脚全体にやさしく広がり上質です。総合的に完成度が高いです。
(実際使っての欠点)
座っていて足回りの寒さが無いのは良いのですが、不満もでてきました。
まず、かなり長時間(目安4時間以上)座っていると、脇腹が刺さるような違和感が出てきます。伸ばしっぱなしの脚を手前にもってきたくなったり、お尻も痛い感じになてきます。これは、腰回りを囲った都合、動きに制限がかかった影響です。休憩やストレッチによって容易に改善しますが注意が必要です。
他、立ち上がりの遅さ。このスタイルだと室温16度であれば寒さは気にならないのですが、冷え切った室内を300Wで安定化させるのは時間がかかり、最初に600wで室温を上昇させるなどの工夫をする必要があるかもしれません。
全体暖房を使わず、局所暖房のみで過ごそうとすると、少し寒いというのはしょうがないかなと思います。この先、零下になって本格的な寒さになると、状況違ってくると思います。一冬を通しての実用性を検証しています。
(追加)グラファイトヒーター購入してみました。
買い替えても微妙と言いながら、足元を温める必要がなく、逆に上半身を温める必要が出てきたので、トールタイプのヒーターが欲しくなりました。
なので、グラファイトのトールタイプを購入する理由ができたので買い替えました。
・形状の違いを考慮しても、グラファイトのほうが暖かく感じます(体感1.2倍)。
・300wで使用していて、(熱源は近くなったが直射していない状況で)室温が16度にしかならないものが、17度になった。
・質量共に、古いカーボンヒーターより体感差あるレベルで優れていました。
わざわざ、カーボンを選ぶ理由は、本体の値段が安い(2-3割り安い)という点だけみたいです。
(追加2)薄いさらさら毛布購入してみました。
見た目は良いですが、保温性が劣ります。薄い夏用羽毛布団からだと、全然暖かくならないという感じ。重くても保温性重視は、羽毛掛け布団。
このひざ掛けスタイルがすごいと思うのは、電気マットのON/OFF関係なく足が温まるので、電気マットがなくても温かいということです、布団の中と同じ状態。どちらも温かいので判別がつかない感じ。環境によりますが、スノボズボンに五本指靴下のみで足先が自熱で暖かくなります(本格的な冬季を除く)。
軽くデザイン重視だと、毛布。被れる毛布系の商品が流行っています、2層なので少し暖かそうですがダウン系でないと保温性で満足はできないと思います。(寝具関係、しまむらがセール品多く安い)
まめに消す習慣は必要で、朝点けて、日中外出して戻ったら、点けっぱなしだったというのがありました。席を離れている時に何かしらの偶然で、火災が起きる可能性はあるので、離れるときはまめに消すというのは意味があります。
(参考 電気暖房の電気使用量)
・電気式オイルヒーター 1200W省エネモード600W(常時)基本高い
記憶としては、高齢者介護でつけっぱなし(600W位)にしたところ、かなりの電気代になり、エアコン暖房と加湿器にすると半分ほどになった記憶がります。その時以外使った・役立った記憶がないのですが、節電 エコチェッカー ET30Dなど電気使用量を調べる道具があって電気暖房機器それぞれの電気代を直に調べて把握すると曖昧さが無くなると思います。
・セラミックファンヒーター 1200W
安価な本体価格ですが、電気代が非常にかかること、ファンの駆動音が大きい(たぶん)だったはず。ドライヤーみたいなものだと思っています。
・エアコン暖房 300W?(105〜1,480)立ち上がりは高いが、安定すると低い
ヒートポンプにより、W数に対して熱量が増えるので効率は良いです。各社省電力に力を入れているので低くなりますが、室外機の騒音、速暖性なし・設置場所が固定なので気軽にON/OFFができない。
もしかすると、これが正解?とも思いますが、欠点が多いのは確かです。
・カーボンヒーター・遠赤外線ヒーター(電熱線暖房機器)
300-1200W。弱で使うと、300-450Wで済む。即暖性あり。使わない時に気軽にOFFにできる。放射熱なので、当たる側は熱く、当たらない側は温まらない。無音。
長時間で、密室具合によって部屋全体がそれなりに暖かくなる効果はある。
「無音」という上質さに満足。放射熱の件は、電気マットで補っています。全体暖房を使うと、その暖かさに感動するほど違いがありますが、私はこれを気に入っています。気持ちの問題ですが、300W1時間8-9円なら、必要な時に電気代気にせず使えるかなと思います。