手すりについて - I型(縦)はギザギザタイプが良い

素人知識ですが、高齢者がいて介護認定を受けると、初期の段階で、家に手すりを取り付ける工事の補助が出るため、多くの家で「手すり」を追加する傾向があると思います。

我が家でも、制度ができて以降になる、祖母が介護サービスを利用するときに、手すりを追加しました。

最初からある階段手すりは別として、トイレと玄関に手すりを追加しました。ほかは、浴槽のリフォーム時にとりあえず手すりを2面付けたかなという感じです。

必要最低限の追加だったので、現在もそのままで生活に溶け込んでいます。

改めて考えてみると、私も日常でなんとなく手すりを使っていました。

そんな中で、高齢となった母の玄関先の動作を見ていたのですが、靴を脱いで上がるという時に、モタモタするというか試行錯誤している感じでした。

縦の手すりを握ってどう腰を上げれば良いのかわからないという感じです。

そういえば、腰を上げる練習してたんだったというのを思い出して解決はしました。

高齢者が手すりを持つとこんな頼りないんだという感想と、滑ってる感じなので、改善として、現在の普通の丸棒でなく、丸棒にギザギザの波が入った手すり棒を、どこかで見たことがあり、それを導入するいい機会と捉えました。

まず、波が入った手すり棒を検索したのですが、該当するものが見つかりませんでした。

ホームセンターのカインズ、デイツー、コメリを回ってみたのですが、あるのは通常の丸棒と一部にギザギザの入った丸棒しかありませんでした(大型店舗ではない)。

セキチューに、探していた物があり、

和気産業 ぬくもり手すりGR35G80C 太さ35mm(約4000円)というものでした。

80cmが最大サイズで、短いもののほうが波の深さがあり、その凹凸の凄さが強烈な印象になっていたのですが、長いと手を乗せて滑らせる都合、すこし控えめになっているみたいです。

既に取り付けたものが90cmほどで、この製品は80cmほどで、既存の穴の上下どちらを使うのか母と相談したのですが、上部は私が使っており下側の必要性はあまりないという結論になり上の位置そのままで取り付けました。

太さ35cmの丸棒を、削って波状にしたものなので以前より細くなる傾向ですが、指を凹部のそれぞれに埋め込めるので滑り落ち防止が機能します。

縦手すりの握った手がずり落ちてはいけないという役割のためには、このギザギザタイプが最適なんだと思います。以前は、手すりがあることで満足していましたが、質を考えると、最初からこの製品を採用しておけばよかったということになります。

手すりを取り付けた時、ゴールドの金具に抵抗があったのですが、馴染んでしまうと気になりませんし、まず、事故対策で玄関利用者(来客を除く)が日常的に利用しており、必要なものだという認識です。無ければ、柱や下駄箱を使っていると思いますが、使いづらいです。

トイレの手すりは、縦と横のL型で取り付けるのが定番っぽいですが、我が家は横に1本あるだけです。

介護認定時、ケアマネージャーなどの専門家のアドバイスなしに大工職人と相談して取り付けたような気がします(手すりがないとトイレで起き上がれないという問題解決を優先したため)。専門家のアドバイスが有ると違っていたかもしれませんが、とりあえず、内玄関の上り下り手すりは安全面であったほうが便利です。広い内玄関の段差部にちょうどよく柱があり(下地を作る・探す必要がない)、木質と金属の手すりと馴染めそうであれば、高齢者・介護を待たずに先行して取り付けても良いのではないかと思いました。(金属の黒色でおしゃれな手すりという方向があるようですが、そちらは別世界です)

取付作業は、上下合計6本ビスを打つだけですが、通常の手動ドライバーとロングピット電動ドライバーの併用、下穴処理でドリルが必要、丁寧な力作業で容易な作業ではなかったです(柱が固すぎる)。