花粉症の症状があまりに酷くて、病院で点眼・服用を初めてもらったのが10年以上前になります。近年は、市販のパブロンを1日1回(2回が本来)飲むだけで十分というのがわかって体制ができたなと思った矢先、花粉が多い今年は、薬なしで大丈夫でした(コロナを花粉症と勘違いした服用1回は無しとして、花粉が多い日中に対策なしで出ても目が痛い鼻水が少し出るで引きずることもなく軽微です。スギ花粉のひと月あっという間でした)。地域的にも、東京と比べて飛散量が多く体感で違いがわかる程なのですが必要がなかったのです。
ここまでで言えるのは、花粉症は一個人の「体質を含めた状況」により薬なしでは過ごせないくらいひどい時もあるし、薬不要で過ごせる時もある、「変化」があるということです。
また、健康維持の4要素を実践して健康水準がかなり上がった今年では花粉症が薬なしでいけ、水分摂取不足を中心に健康水準が低かった昔は花粉症が酷かったという傾向があるようです。
とりあえず、健康維持の4要素をしっかり実践して健康体を目指せば花粉症は軽微な方向になるはずというのは、万が一に関係が無くても、悪いことは何もないはずです。
より突っ込んでなぜ、花粉症が良くなったのかという仕組みをプロっぽく詳細に書くと、知識不足が露呈するので体験を元に考察するのが無難かと思います。
思い返すと、最近「ドライアイ」になって強い痛みを感じる機会がほとんど無いです。昔は、長時間モニターを眺めて集中していると、集中が途切れた時、目をつぶると開けられないレベルの痛みがあって、目薬を差すか、目に水が入るように水洗顔する対処が必要でした。これは、モニターを見つめての集中時、瞬きの回数が減り瞳が乾いてしまい、集中が途切れた時に目をつぶると乾いた瞳と瞼に摩擦が生じ痛みを感じるものと思われます、この程度差は、普段からの涙の分泌量の大小が関係するようです。当時、薬局で今では手に入りませんが、生理食塩水を目薬代りに購入して試した記憶があります(目的は花粉症ではなく、結構切実だったはず)。私の体験からすると、ドライアイの原因は、部屋の乾燥よりも水分摂取不足傾向による目を覆う涙の分泌不足だと思います。涙は、水分だけではないそうですが、脱水傾向での水分の分泌不良が涙機能に無関係というのは無いはずです。ちなみに鼻は「ドライノーズ」。
本来であれば、涙のような粘液で、目や鼻は保護され、花粉などは粘液と共に排除される仕組みが働きますが、水分不足・隠れ脱水傾向の人は、分泌が不足(脱水時に涙は出ない)し保護機能が低下、乾燥したところに花粉が付着して深刻な症状(これらも花粉を排除等するための反応です)として現れる仕組みだと思われます。
ということで、主に十分な水分摂取を心がけることが花粉症対策として有効と考えます。巷で、ヨーグルトが花粉症に良いというのを、ためしてガッテンでやっていた記憶がありますが、効果を実感できるものではなく仕組みもよくわからなかったのですが高血圧症の塩分のようなそらし情報なのかと思います。
「花粉症 水分摂取」で検索すると、医師による水分補給「白湯」という記事があり、裏付けになります。習慣的な水分摂取まで言及できないところ、同業者への配慮なんだと思います。厚生労働省の花粉症情報でも、Q15-「粘膜を正常に保つ」という記述があります。
花粉症とドライアイこれらは、切れ痔と同様、水分摂取不足が自覚できる症状として使えそうです。
(参考 目と鼻の花粉の除去)
個人的には、シャワーがもっとも効果的、次が目に水が入ることを意識しての洗顔。どうしても目の花粉が除けずかゆくてたまらない時は、洗面器に水を貼って顔をうずめて目を開いて動かし洗浄(痛かったら仕上げに目薬)する方法があります。花粉・ドライアイなんであれ違和感があったらとりあえず水洗顔というのが手軽な方法です。目が沁みない生理食塩水が薬局で手に入らないのは不便だなと思うのですが、目薬やアイボンという方法もあるようです。女性の化粧など制約があると、気軽に洗顔・シャワーというわけにはいかないので必要があるんだと思いました。
何より、痒いので直接瞼を掻くのは感染症?の原因になるのでやらないほうがいいです。また、鼻水をティッシュで嚼むという行為は無害っぽいですが、タバコ常習者の鼻下に毛細血管が浮き出る様に、繊細な箇所なので噛む必要があるときは極力やさしく、可能であれば洗浄でき負荷の少ないシャワーや水洗顔のほうが良さそうです。