常備薬 - 本当に必要なものと不要なもの

ガングリオン手術の翌日、麻酔の副作用がなくなり調子が戻ってきたなと思った矢先、手術日に少し咳き込む事があり、季節の変わり目で喉を痛めたのかなと思っていたものが、悪化して、頭痛と咳がしんどくなりました。翌々日に咳込みと同時に痰が出るようになり昼夕寝込む感じで、夕方頃にに大きな痰が出たのでピークが過ぎたという認識です。その後も、喉が痛く咳き込みがあります。

入れ替わりで散々だったのですが、重なって合併症というような展開がなくこの程度で済んで運は良かったと思います。

そして、ある程度落ち着いて、状況を考えてみると、コロナウイルスに罹ったときも症状がピークを過ぎた後に、咳込みと喉の痛みが酷かったのを思い出します。

その時に、コロナ患者としてもらった「うがい薬」が、それらに効果があったのをよく覚えています。あの時の、うがい薬処分していなければ使えるなと探したところ、もらった薬一式が思い出の品として引き出しに残してありました。

アズノールうがい液(4%)なのですが、今回も使ってみたところ、効果絶大で、すぐに喉の痛みが消えて咳がかなり減り、楽になりました。コロナと比べれば、季節性の気管支炎・インフルエンザ(自己診断)の喉荒れの程度は軽いということのようです。

コロナのときは、前日に体の怠さ不調感があって翌日頭痛倦怠感喉の痛み鼻詰まり、少しの咳だったみたいです。

今回は、少しの咳が3日ほど続いてから一気に悪化して頭痛と喉の痛み、咳という感じでコロナ(再感染を考えても)とは違うんじゃないかなと思っています。時期的に、喉を痛めやすい時期でもあるので。

喉のトラブルは、コロナ以来初で、マスクをしなくなったからか、季節的なものか、抗体の関係なのかよくわからない(鼻毛処理は常時なので原因ではないと思う)のですが、2度もうがい薬に助けられました。

2度あったことを、再度忘れるのは嫌なので、常備薬は必要なものですぐに活用できるように準備しておくべきということを整理してみようと思います。

常備薬という言葉があるように、昔から起きやすい病気に対応できる薬の定番が決まっているようです。家に、救急セットみたいなものもありますが、数十年ただ置いてあるだけで中身について考える機会はまずないのでそれも含めて考えてみます。

家庭で揃えておきたい基本の常備薬 より

かぜ薬

解熱鎮痛剤

口腔咽喉薬

咳止め

のど清涼剤

うがい薬

胃腸薬

整腸薬

下痢止め

湿布薬

殺菌消毒薬

かゆみ止め

化膿に対応した皮膚の薬

花粉やじんましんに対応したアレルギー薬

その他

だそうです。

 

(かぜ薬)

漢方薬の葛根湯を我が家は常備・使用していたのですが、(薬局の薬剤師さんによると)かぜ薬とは別物だそうです。葛根湯は、風邪からの回復を助けるもので、(せき・たん)、(喉の痛み・頭痛)、(鼻水・鼻づまり)に直接効果があるわけではありません。かぜ薬は、それら3症状にそれぞれ効く成分が入っており、解熱鎮痛剤・咳止め・たん薬・鼻炎アレルギー薬などを一つの錠剤で摂取するものらしいです。

そもそも、風邪を罹った場合、水分摂取を十二分にして、食事をしっかりとり、柑橘系のジュースで不足しがちなビタミンCをとり、厚着をして温かい布団で寝て休養をとるというのが基本です。鼻水が酷いときは、我慢せず、(危険がない場合)積極的にシャワーに入って、鼻水等を出し切ってしまったほうが、スッキリできて快適です。

その場合、熱が出てきてこれは風邪だなと自覚ができて、休養の準備をする時に、かぜ薬があるとその後の症状が軽減されるのは間違いありません。

指示通り、一日3回3錠(成人・パブロンS)を必ず服用する必要はないので、休養前に1錠飲んでおくだけでも効果は得られるので、試してみたくなった場合向けに、常備しておいても良いのではないかと思います。

心配なのは副作用ですが、水分を十二分に摂っておくことは必須(脱水傾向で薬は自殺行為)として、服用量を減らすことでリスク(心配)は減らせるはずです。

費用面では、色々なメーカーから様々出ており、パブロン、ルル、コンタックなどよく耳にする商品が、ぎっしり棚に積められています。この中から、1点購入して1000-1500円程度で100-150錠。成人で指示通りの服用で、一日9錠。約10日分です。

年に数回風邪を引く場合、防寒等別の問題があると思います。通常、年に一度、風邪をひくかひかない程度で、服用量を少なめにする場合、次回購入するのは数年後になるので、費用効果は良いものなので(繰り返しになりますが)常備しておくべきものと考えます。

風邪薬と鼻炎アレルギー薬についてですが、かぜ薬は風邪の諸症状向けにいろいろ入っているもの、鼻炎薬は風邪の一症状である鼻水・くしゃみなどに効くものらしいです。

花粉症に、かぜ薬は、風邪用の余分な成分が入っているのでダメ。

風邪に、鼻炎薬は「急性鼻炎に効果」と書かれているものは有効だそうです。

実際、季節性インフルエンザと思われる症状で、(ピークの頭痛の後に)鼻水・咳があったのですが、手元に風邪薬が無く、花粉症用に購入してあったパブロン鼻炎カプセルを(用法一日4カプセルですが1カプセルのみ)試したところ、症状が消えるという効果を確認しました。風邪には、かぜ薬。花粉症には、鼻炎薬が最も良いのは間違いないのですが、知っておいて役立ちそうな情報でした。

 

(解熱鎮痛剤)

個人的に印象が悪く私は使いません2)。熱や痛みが、身体から出ている状況は、それを知らせるサインでもあるわけで、安易にそれを消してしまうのは状況を誤る危険があるんじゃないかという思いから、我慢するのでいいんじゃないかと考えます。十分に水分摂取ができていれば怖いものではなく一般的に使われているものらしいです。

十分に水分摂取ができている場合、熱や痛みは穏やかで解熱鎮痛剤の必要性を感じませんが、脱水傾向だと熱や痛みが強く現れる傾向があるようです。もし、その苦しい状態で、解熱鎮痛剤を指示通り使えばいいんだと従ってしまうと、副作用の腎不全という方向に行ってしまうようです。悪意ある医療関係者の狙いは、これだと思います。

ガングリオン手術後の麻酔の副作用(おそらく)で、深夜、腰痛が酷く立っても座ってもいられず、この状況で、解熱鎮痛剤を使うべきなのか迷ったりしましたが、使用の習慣化が怖いので我慢しました。解熱鎮痛剤は、使わなくても良いものであり、大きい手術や仕事の都合、どうしてもというのはありそうですが、極力使いたくありません。

とはいえ、購入する必要もなく、コロナ、ガングリオンで、解熱鎮痛剤・痛み止めとして処方された薬が手元にあり、在庫が確保できています。

 

(口腔咽喉薬)

内服系の喉の痛み・口内炎の薬らしいです。

喉がおかしいなという場合、多くは室内が乾燥していて加湿不足が考えられます。まずは、湿度の計測と加湿が優先対策になります。

次の対策が、水分摂取を積極的にする、飴を舐めるという方法があり、のど飴(VICKS浅田飴龍角散のど飴、かりんのど飴など)があります。

通常、加湿ができていて、積極的に水を飲んでいれば(乾燥によって)喉を痛めることはないと思います。昔、バイト先で紙の書類が多くあり、加湿が全くされない1部屋に数人がずっといる環境(熱いお茶がたまに出されるのが食事以外の水分摂取)に勤めたことがありますが、秋の乾燥シーズンに、喉がイガイガ確実に悪くなる場所になっていました。社員さんが、飴をくれたりして対策をしているようでしたが、我慢ならず「加湿器を買ったらどうでしょうか」という提案をして、それで解決した事がありました(その後、加湿器を2台にして過剰加湿になっていたので、カビ問題が発生したかもしれません)。

職場の管理者(かなりしっかりとした社会人・多忙)が、加湿について無頓着(知識がない)だと、かなり昔ですが現実としてよくあることなんだと思います。小規模な組織だと、水分摂取も同様で、危険な環境というものができてしまうようです。

加湿→水分摂取→(喉に違和感があれば)のど飴という流れになると思うので、このベラックという薬が、必要となる状況が想像できません(喉頭炎・扁桃炎については知りません)。

また、トラフル錠口内炎・喉の痛みを鎮める)というのがあります。「痛い口内炎、飲んで治す」と書かれています。そもそも、口内炎・口火傷の原因は、口の中に雑菌が多い(汚い)ことです。歯磨き関係が、しっかりできて口の中が清潔であれば口内炎は起きません。予防・治療として解決になっていないので不要と判断します。喉の痛みを鎮めるというのは気になりますが、うがい薬で喉の痛みを鎮静化させる効果があったので、こちらも不要と考えます。

ということで、口腔咽喉薬はいらないと思います。

 

(咳止め・痰)

こちらも、内服系の咳止め・喉の痛みに効果があるものみたいです。

私の経験では、コロナで咳がひどかった時に、うがい薬を使ったところ、咳がおさまり、喉がの痛みが非常に軽くなりました。(その後のインフルと思われるものでも同様)

また、医薬品のど飴は、咳止め、喉の痛み、痰きりに効果がありますが、まず目にしません。

医薬部外品のど飴は、(咳止めなし)、喉の痛み、痰きりに効果があるそうです(医薬部外品のVICKSは痰きりの効能は無いのでそれぞれ違いあり)。

スーパーなどで売られている食品のど飴は、特に効果はないそうです。

ただどれも、のどをなめらかにする効果はあるそうなので、とりあえず舐める価値はありそうです。

のど飴は、手軽に買えるので、常備しておくべきなのか迷うところなのですが、VICKSはアルミ箔梱包で暗所常温であれば、保存性は良さそうでした。

(追加)11月、(油断して加湿を省いた結果)乾燥した空気で喉を痛めてしまい、喉を動かすと痛みがある状態で様子を見ていたのですが、スーパーで売っていた「龍角散のど飴(100円)」をどんなものかと舐めたら、実感できるレベル(初回に効果実感。即効性と持続性あり)で楽になりました。積極的に飴は舐めたほうが良いみたいです。

かぜ薬の効能にも重複します。

かぜ薬を飲んで、うがい薬を使い、必要であればのど飴を舐めることでいいように思います。鎮静作用で、喉が落ち着けば咳がでなくなるので、常備する必要はないんじゃないかと私は思うのですが、ご自身の状況で判断してください。

痰については、「龍角散」がすごい効果でした。たしか、うがい薬で痛みが収まって、咳と痰が落ち着いてきたかなという感じのところで、家にある粉状の「龍角散」を水無しでゆっくり飲み込んだところ、ピタッと治まって、咳と痰が全く出なくなりました。逆に不安になって、痰は出したほうが治りが良い、出ない痰は肺でどうなってしまうのか怖くなって、龍角散の相談窓口に聞いてみたのですが、よくある質問らしく、痰は肺でなく気管で発生して、喉と気管の間くらいにあって、出てこなくても胃の方に飲み込まれて処理されるということでした(龍角散訴訟で印象が悪かったのですが、製品は良いみたいです)。

効果も半日以上はしっかり効いている感じで、内服系よりも痰きりとして即効性があるのは良いのではないかと思います。その後、VICKSのど飴も効果すごいんじゃないかと期待したのですが、特別書くような効果はありませんでした。

費用としては、大(20g)が1080円、小(10g)が780円くらいだったと思います。5000円とかだと躊躇しますが、これは常備しておいていいように思います。

 

(のど清涼剤)

ルルトローチとしてのどの痛みに効くとありますが、製造中止となっています。

のど飴程度の認識で良さそうです。

 

(うがい薬)

この常備薬記事を書く動機になったものです。コロナの処方箋で貰ったアズノールうがい薬が、コロナ、インフル共にのどの痛みの鎮静効果ははっきりとしたものでした。咳の頻度も減少すると思います。処方されたうがい薬は効果が高そうですが、少量なので使い切る場合が多いと思います。その場合、イソジンに代表される市販のうがい薬を購入することになります。

うがいは、予防的な使用ばかりで効果があるのか半信半疑だったのですが、喉が痛い時に使って必要なものだとよくわかりました(市販品と医薬品で効能は同じという前提です)。口内殺菌のリステリンでうがいをすれば殺菌できるから同じと考えていましたが、リステリンシリーズの多くはは刺激性があり、のどの痛みを和らげることができませんというのは以前書きました。

 

(胃腸薬)

これは食べすぎた時に、消化を助ける薬でだそうです。食べすぎた上に、消化を待つこともできないというのは、社会人っぽい感じですが、副作用があるそうなので、解熱鎮痛剤と同様に、できるだけ使わないほうが良いみたいです。

太田胃散、キャベ2の知名度はありますが、身近なものにすべきではないようです。

胃もたれ」と言っても、過去、大食いは幾度となくやりましたが、特に思い出に残るものはありません。時間とともに消化され解消するものという認識です。

ただ、学生時代、高級中華系のまかないでもらったトンカツ、かなり上等な豚肉を衣で揚げたもの(2枚だったか)を透明パックに入れて持ち帰り、ご飯とトンカツ、ソースのみで食べたことがあり、これまでに無く肉が柔らかく大変美味しかったという記憶があります。その数時間後、お腹が機能していない重い感じで食欲が全く出ないというのを体験して、これが「胃もたれ」というものなのかと知ったことがありました。同じように、揚げ物だけみたいな偏った重い食事(水分摂取や野菜なし)をすると「胃もたれ」再現できると思います(予防的な意味で)。

 

(整腸薬)

下痢止めと勘違いしていたのですが、こちらは、胃の調子を整える・便秘・軟便・消化不良・胃もたれ解消だそうです。

お腹を冷やさない、十分な水分を摂る(軟便にする)、運動で適度に胃腸を刺激するで十分ではないでしょうか。乳酸菌効果をうたっていますが、ヨーグルトを食べることで同じ効果があるはずです。

 

(下痢止め)

下痢止め・食あたり向けだそうです。エクトール赤玉は知りませんでした。

正露丸が代名詞的な存在だと思います。

結構、長いこと使っていました。特に、冬の早朝出勤時に、お腹を冷やして職場でトイレというのは結構あったように思います。その後、重い場合、真っ青な状態で(実際、腹を下してと顔が青くなっている人を現場で見ました)お腹の痛みを我慢することになるのですが、正露丸を飲むと数分で確実に痛みがなくなるという状況で非常に優れたものでした。冬の職場には、必ず正露丸を常備しておくべきと思います。

一回で3粒(成人)なのですが、1粒で十分に効果が出ます。

ただ、その状況を思い出すと反省点があったなと思うのですが、まず、腹巻き(特に厚手の二重腹巻き)をしていたら腹を冷やす頻度は劇的に少なくなっていたと思います。

他、より本格的な厚着(ユニクロのインナーベストの有り無しで大きく違ってきます)、温かい食事・飲み物を摂る(すぐに冷めてなかなか難しい)など、厳しい冬の早朝出勤だと稀に起きてしまう気が今もしますが、腹を冷やす頻度は防寒対策ができているかいないかで、大きく違ってきます。

正露丸自体にも問題があって、正露丸の独特の臭いは特徴的なものですが、瓶に入った状態でも臭いが周りに移ります。小型の私物ロッカーに入れていましたが、開けると正露丸の臭いが充満していました、知らずにそのロッカーを使う事になった後の人は、大丈夫なのかと不安になるはずです。なので、会社に個人的に持ち込む場合、臭いのしない正露丸糖衣タイプストッパ下痢止め薬のような錠剤が、マナー(必要)に近いものになるかもしれません。あの臭いがあるから即効で効果が出ると思ってはいます(錠剤タイプもよく効きます)、昔と違って、下痢止め薬の種類が広がり、正露丸の模倣品が減って、本家の大幸製薬のものが廉価になっている感じがしました。

ただ、私の今の状況だと、深刻なレベルでお腹を冷やすことが防寒対策のお陰2)で殆どなく、後に引くような腹痛は滅多に起きないと思われます。その点、正露丸の効果を実感できなくて残念ですが、下痢止めを使わないのが理想的な状況ですので進歩できて良かったなと思います。万が一に備えて、常備薬としてはもちろん用意しておくべきです。

 

(シップ薬)

処方をされたことはあった気がしますが、これまで家庭でシップ薬が必要になったことはないので、なんとも言えません。とりあえず、不要かと思います。

 

(殺菌消毒薬)

マキロンが代表的な殺菌消毒液です。ただ、もう結構経ちましたが、擦り傷では、消毒液は使わず、水でよく洗ってラップや絆創膏で乾かさない温潤療法2)が常識ですとなって、消毒液を積極的に使うことが減ったと思います。ただ、ガングリオン手術で抜糸前の傷口をマキロンなどで消毒してくださいという用途はあったので必要なものだと思います。

キーボードの黄ばみ取りに、オキシドールを買いました、店頭で小ボトルが100円でえらく安いなと思いました。軽く使ったところその用途では効果がなかったのですが、成分は異なりますが、同じように殺菌消毒液として使えるみたいです。マキロンは手軽に使えるけど、オキシドールは使い方が細かい。別には、オキシドールは血液のシミを抜き取る時に使うだけとも書かれていてどうなんだろうと不安になりますが、公式は消毒液として書かれていて問題ないようです。いい加減な情報には気をつけなければいけません。

 

(かゆみ止めの薬)

家族みんなのかゆみのために、オイラックスAとあります。馴染みのない人からすると、ステロイドという言葉に抵抗があります。日常的に使うべきなのかよくわかりませんが、しっしんは何も言えませんが、あせもは汗が出るたびにシャワーで汗を落とせば予防できますし、かぶれも原因となるものを避けるというのが最適なはずです、虫刺されも蚊が頻繁で、他、完全防護で運悪くマダニというのが夏場にあるかなという感じです。これだと、マダニは一箇所が限度ですが、キンカン・ムヒなどの通常の虫刺され鎮静剤で十分な感じです。ほかは、(特別な事情があっても)環境の改善を優先すべきな気がします。

マキロンパッチエースという商品は、絆創膏みたいな形状でガーゼ部に鎮静成分があり、虫さされ箇所を覆ってしまう様です。マダニに一箇所さされた場合、数日痒いので絆創膏を貼ってしまうのもありかなと思えたのが、収穫ですが、常備薬としてはいらないように思います。絆創膏と虫刺され液の組み合わせで代替ができそうです。

 

(化膿に対応した皮膚の薬)

クロマイ軟膏というものがあるそうです。化膿した患部に、ステロイド抗生物質という内容からして、こういう場合は家庭向きでなく、医療機関に関わってもらったほうが良い気がします。

化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎)というのが、引っかかりました。毛嚢炎(毛のう炎)は、白ニキビであれば洗浄不足おしりの大きなできものは野菜不足(主にビタミンC)という話で消化できたつもりです。とびひは、化膿した患部から液が飛んでその先で同様に化膿する感じっぽいですが、これも十分に洗浄して衛生的にするというのが対策なようです。

それで、「めんちょう」なのですが、これまで「めんちょ」と昔言っていました。学生時代、冗談半分に、顔の中心線上に大きなニキビができると命の危険があるという話をした事があったのですが、脳に移行して髄膜炎など重篤感染症を引き起こすことがあるそうで、最近では抗菌剤が手に入りやすく昔ほど恐れられていませんとのことで、本当の話でした。

そして思い出したのですが、愚かにも高校時代それを私は経験していました。

特に衛生状態を気にすること無くピンセットで鼻毛を抜くということを遊び半分・試行錯誤でやっていた時があり、その時に頻繁に毛穴が炎症するということがよくありました。通常であれば、数日で収まるのですが、全く治まらず拡大して、痛みを伴って鼻全体が赤く腫れるということがありました。どうしようもないので、腫れが引くのを待って1-2週間で治まりました。その後、鼻の表面側の毛穴を圧迫すると白いグリスのようなものがニョロっと出てきて非常にまずい状況だったのを思い出しました。その後、耳鼻科に別件で罹った時にその状況を話したのですが、鼻全体が赤くなって後で毛穴から白いものが出るのは相当まずいよ…みたいな反応でした。

今でも、鼻毛を指で摘んで抜いてしまうと軽く炎症が起きることがどういう条件(清潔さが関係しているっぽい)かわかりませんがあります。当時と何が違うのか気になりますが、若いほうが悪化しやすい、ピンセットを使っていた、衛生状態に無頓着、健康に無関心というのが関係していそうです。髄膜炎になって高校時代に死亡していたかもしれないというのは、全く思いもしませんでした。それが、最終的に「鼻毛ワックス」で落ち着きそうなので進歩できたなと思います。

化膿に対応した皮膚の薬は、常備薬としては不要に思います。化膿させてしまう原因を突き詰めるのが大事です、重いものは医療機関に相談すべきですし、多分に「洗浄・衛生状態」が関係していると思います。

 

(花粉やじんましんなど、アレルギーに対応した皮膚の薬)

これが蕁麻疹という体験がないのでこれについては何も言えません。

花粉症については以前記事にしておりパブロン鼻炎カプセルSaを家族共用で在庫が確保してあります。一日1錠でも効果があります。

あたたまると痒くなる皮膚炎についてなのですが、原因は定かではないのですが、水分摂取を意識して過剰気味に飲みだした年(去年か一昨年)の冬を迎える寒くなりだした時、脱衣所で服を脱ぐと腹の周りがすごく痒く掻いてしまい真っ赤になるというのが1-2週間続き、少しずつ落ち着いてなくなりました。寒暖差なのか、服の刺激によるものなのか定かではないのですが、水分摂取を過剰気味にするデメリットとして、初年か毎年で起きますということを書かなければと思っていたのですが、毎年ではないようです。初年もしくは無関係であれば、時間とともに落ち着くのでアレルギー薬の出番はないと思います。花粉症以外で、パブロン鼻炎薬を使うことは無いと思います(インフルエンザでの使用は一度きりです)。

 

(その他)

薬以外の衛生用品 このあたりは、必要なものは自然と持っていますし、家の他のもので代用が効くので、かなり確率の低い災害時向けであってもある程度で良い気がします。今回は常備薬で、救急箱・災害用備蓄ではありません。

 

最後に、これは揃えておくべきという薬を全部買っても全額で5000円程度です。薬の使用期限は、未使用3-5年とされています。そのため、新しいものが手に入れば入れ替えしておくべきですし、期限切れ・長期間経ったものを把握したら新しいものに買い替える意識は持ったほうが良さそうです(最小量の使用は、こうした不明確なリスク・不安を下げます)。複数人の家庭であれば間違いなく用意しておいて損のないものだと思います(個人では使用頻度が少なく無駄が多い)。

薬の効能については、私の体感であり、人それぞれ印象は異なると思います。実際、痰が酷い母親に龍角散を勧めたところ、大して効かないという反応なので、期待外れはあるかもしれないので、自分に合ったものを見つけてください。

薬の副作用を考えると、使わないのが無難ですが、水分摂取を十分にして、(指示通りの服用量でも問題は起きないと思いますが)最小の使用量で、効能を得るというのもメリットが大きと思います。服用量については、症状や体質のばらつきがある中で最低でもこの量を飲まないと効果がありませんというものではないので、少量で効果があればそれでいいのだと思います(今回の場合、飲まなくてもよいのであればなおさら)。

 

個人的な常備薬の買い物リストと詳細をまとめたものなのですが、先日かぜ薬を購入しており、他とりあえず全部揃っていました、どの家庭でもすでに持っているものは多そうです。あとは、まとめ置きする入れ物とラベルを用意して、取り出し易いが子供の手が届かない安全な置き場を確保するだけになりそうです。

 

掌のガングリオン - 除去手術を受けました

(左)手術前マジックでマーキング(右)摘出後7日目

もう、10年以上前になりますが、無理な姿勢での釘打ち作業時に、過って(写真の黒点部分)左手薬指根元部分を皮手袋越しにハンマーで強く叩いてしまったことがありました。翌日、当該部分に丸いしこりのようなものができ、調べるとガングリオンというものらしいです。できた当初は、柔らかく、押せば潰せるという情報があり、実行したところ若干の盛り上がりはありますが、押しつぶした状態になり対処できて解決という感じでした。そのまま、再発せずそれで完治ということがあるようですが、私の場合、その後、盛り上がって復活してしまい、再度押しつぶす再発という感じだったと思います。結局、気にしないようにして放置して現在に至ります。この掌のガングリオンがあると、車のハンドルを握るときに突起(ガングリオン)に当たり痛い、コンビニの重い入口ドアを押すときに突起に当たり痛い、最も痛いのはジャガイモの皮むき時で、ジャガイモを握ると突起に当たって痛い、それに加えて皮むき作業でジャガイモに力を加えると突起にその押し圧がかかって更に痛いというのが最も深刻でした。

ガングリオンといっても、できる箇所によって事情が様々で、湯浅監督のガングリオンは仕事で酷使しての職業病で手首アスナロさんは足指で露出赤い表面なので自分で潰せるらしいです(私の奥にあるガングリオン潰しとは事情が違いました。)。ガングリオンと言ってもかなり箇所と表面か深部かで違いがある)

こうした自分でやる系の健康ブログを書いている都合、最近になってもっとしっかり潰して破裂させてしまえば完治できるのでないかという期待(よく考えると袋は残るので元通りにはならない)から、粉砕法を真似して、大型ペンチや万力を使ってやってみたのですが、ガングリオンの固定というのが難しく力をかけてもズレてしまい思い通りにはできません。初期と違い柔らかさが無くなっていてガングリオン上の皮膚と脂肪部分が赤く腫れて痛い感じになったりと自分でやるのはお手上げというのがわかりました。

よくある流れとしては、注射器で3回抜いて再発するようなら切開手術だそうです。注射針で穴を開けて潰れやすくなる気がするので、掌のガングリオンに関しては自分で潰すでなく最初から整形外科?に頼ったほうが良かったかもしれません。

手術に至るまでの経緯として、病院選びがよく分からず、大病院のガングリオンと説明のあるところをなんとなく選ぶ感じでした。ちょっと興味のあったKKR(国家公務員)病院に電話したところ、整形外科じゃなく形成外科でお願いしますと先生から伝えられたと受付の方に言われ、ガングリオンの摘出手術は形成外科(手外科)なのかと思ったら形成外科(手外科)もありました、これは多分、私は担当したくありませんという業界の遠回しな意思表示だった気がしています。そんな感じで、ガングリオン専門というのはありませんが、手に特化した都心の個人病院を選ぶことになります。

有名大規模な大学病院・立地の良い大病院を選びたくなりますが、集中するのを避けるために紹介状が必要だったり、追加の料金が発生したりします。昔は、追加料金を払えば紹介状なしに診察が受けられたところが、紹介状が必要になっていたりして変化がありました。紹介状のみ(大学病院・大病院)→紹介状か追加料金→紹介状不要・追加料金無し(中規模病院・個人診療所)な感じっぽいです。一応参考までに。

整形外科が運動器の改善。形成外科が、見た目の良くないのを改善(マイナスを中立に。美容整形は中立をプラスに)が目的らしいのですが、手外科はどちらも混在しています。

私の場合、10年以上経って固くなっており、手術による全摘を目的としたものなので、手外科の先生でガングリオン手術の説明のある病院は、都心で2-3件しかなかったということです。通常、手術一回で済んでしまい、(比較的)手術料も高額というわけでなく、件数も多いわけでないというような理由で、儲かる手術ではなく競合が少ないのかなと思いました。

他の人のガングリオン手術の記録です。右腕に点滴、左手の薬指根本にガングリオンができており、私と同じような状況です。(料金は後述)

ということで、ガングリオン摘出手術実績が最もあると思われる都心の某クリニックを選びました。
予約制でないので直接訪れたのですが、人気があるらしく席に人がいっぱいの状態で、なんとなく安心しました。

初診・血液検査込みで初日3割負担4300円。
次回の手術で、おそらく3万円手術費。不測の事態を想定して、4-5万用意しておいてほしいとのこと。
手のひらを切ることになるが、皮膚と皮下脂肪だけで、筋肉や腱はないので
筋力が衰えるみたいなことはない。軽く跡が残るだけ。再発も手のひらでは今まで一度もないそうです。いろいろ聞いたけど、手のひらのガングリオンは除去は積極的にやってよさそうです。

(これはTOTOのトイレの設計の問題です)

トイレは問題で、たぶんTOTOの最上級モデル(少なくともリモコンは)っぽいのだが、便器洗浄のボタンがシルバーに統一されていてわかりにくく、絵や文字が擦れて視認が困難になっていたと思う、ボタンの反応が悪く5-6っ回押して流せた。非常に焦ってた。お尻洗浄もボタンの反応が不良で送水棒が顔を出しているのに噴射しない(※どうも、メンテナンスモードになっていたか、普通に壊れていた可能性あり)。最後、紙拭きの時に突起が邪魔するのでもしやと思ったら、棒は出っ放しの状態になっていた。主要な機能が不良になっていて非常に怖いトイレだと思う。
放置されやすく定期清掃の必要な強制脱臭用フィルターは詰まってはいなくきれいと思ったが、先端がオレンジ色にかなり汚れていてフィルター掃除はやってない可能性は高かった。
ご意見箱に、3点書いて入れておいた。直接言うのとご意見箱のように遠回しに伝えるとではその後の展開が全く違うというのは学習しました。

大変、分かりづらい説明で申し訳ないですが、メーカーに苦情として送っておきました。新品の状態でも、洗浄という毎回押す必要のある大事な機能でありながら、ボタンが小さく、同色でデザインの一部っぽく見えてわかりにくいです。かろうじて、文字で判別できますが、今回のようにシールで隠れていたり、使用により文字・アイコンが擦れ(照明が暗い場合もあり)て判別が難しくなってくると、初見の人には誤認識が生じやすくなります。

二回目の男性トイレ。やはり、洗浄ボタンが反応しない、どういうことか考えたら、必ず流しての矢印は、角の上面のわかりにくい細いボタン部分(ボタンには見えない)で、側面の大きなボタンではないらしい。TOTOの設計が異常すぎるのが原因だった。ほとんどの人は、(今回の場合)最初、洗浄ボタンを誤認するのは当たり前のレベル、酷い製品だと思う。

流さず(流せずに)トイレを出る人が頻発しているのは確実です。非常に問題のあるデザインです。我が家では、水回りにTOTOを選んで良かったなということが多いのですが、TOTOでこんなことが起きるのかと驚きました。すでにメーカーで把握しているとは思いますが、今もリモコンは現行機種っぽいので、今後も、この状況に遭遇する可能性はかなり高いのでご注意ください。

 

(本筋に戻ります)
全般的に私のような素人がとやかく言うことは何もありませんでした。正常な医療として機能している病院はこういうものらしいです。

手術当日。昼が予約時間。食事は3時間前に済ませて以降摂らないこと、500ccの水を飲んでおくようにという指示書きがありました。
直前に昼飯、コーヒー1杯と水分500cc程度摂取であまり従えない人というのがわかる。
15分前にという指示に、25分前で到着。
病院なので、マスクをして消毒・検温、書類を渡して、血圧計という流れ。
水を飲ませておくこと、血圧計を測ることで、隠れ脱水症患者の貧血などの手術中の事故を防いでいるようです。
すぐに、呼ばれてノースリーブになる(ランニングシャツでもいいけどタンクトップやノースリーブのしっかりとしたものはこういう時必要があるみたいです。)で、トイレに必ず行くよう指示される。
どうにか、用を足して出てきたのだが、それが手術直前の最後の手の洗浄機会と言ってくれればもっと入念に洗っていたのになと後から思いました。
その後、手術側でない右手に点滴用の注射針を射しました。これが肩からの麻酔かと思っていたら、万が一のときに投薬の点滴をするために点滴口を確保するためのものらしく非常用(生理食塩が供給されている)。肘と手首の間の通常ささないところの血管に針を差して長時間置くとかこんなことやるんだと、軽く動揺した状態でカーテンに覆われたベンチで手術を待つことになる。

手術準備開始。奥の部屋に通されて、手術ベッドに寝かされた状態で、右手に定期血圧計を装着。まず、先生からガングリオン消えてませんよねと聞かれたのだがもちろん何も変わっていない。まず、肩脇からの麻酔処置ということ、3-4本神経があるらしく、電気が走るような反応があったら教えてくださいと言われる、まったく予想していない事態になる。麻酔ってある程度適当にできるものかと思ったら神経細胞を特定するまでやるとか神経断絶とか何回かやったら1回ぐらい確実に起きちゃうでしょう(針細くて神経細胞は太いから安全という感じなのか不明)という不安を感じながらビリビリとした電気反応が起きるのを待つ。数回針?を差してこれはどうですがという感じで、人差し指、肘、肘と手の間、と3-4つの箇所でビリビリ反応があった。こちらは、必死にどのあたりに電気が走ったのか聞かれるので必死に伝えたいのだが、腕の細部名称を的確に言えないし、右手は固定されて使えないしで、「L字の部分(肘)」というような表現を使って非常に必死でした、このあたり正確にわからないといけない場合、グダグダではいけない気がするが怒られることもなく終わった。痛いのはここまでですとも言われた気がする。
その後、右腕をたっぷり茶色い液体で拭いて消毒、イソジンと言ってました。腕から手のひらまで全部です。もうこの時点で、手の感覚は不確かなものになっています。その後で、圧迫バンドによる腕の血流止めだった気がします。
手を強く固定されるのかと思ったら、普通に手を投げ出したした状態だったような気がします。もうこのあたりで顔に、布がかかっていて腕の状態を目視できません。
切開で痛みがありますかとのことだが、鈍く鋭いような反応が僅かにあったがそれは正常らしいです。ほかは、軽く押されたような感覚しかありませんでした。
切開開始後、結構長く経ってもう終わって縫い合わせかなと思ったら、切除できましたとこと。開いて根本をカット戻して終わりというような簡単なものではないらしい、骨と癒着した部分を分離するのに年数が経って硬質化していたため時間がかかると想像。(実際、どういうことをするかは他の病院のガングリオン手術動画が参考になります)
その後、縫い合わせをして後処理をして開放となりました。

手術は、先生と助手2人の3人体制でした(会計の人たちは別)。先生がいなくなってから、摘出したものどうしますがと助手の方に聞かれて、持ち帰りたいですと伝えると、ホルマリンに入れた容器をもらいました。
手術中、助手の方が小声で「すごい」というという言葉を2回呟いたので何なのかと思ったら、ガングリオンの状態が、真珠並みに白く硬かったそうです。潰れてしまうことが多いとのことで、20年近く経ったものは相当硬いんだと思います。これを、少し前に潰して解決しようとしたことがいかに無謀だったかわかります。柔らかいゼリー状からしっかりとした硬さのある軟骨の状態になっていた様です。

摘出されたガングリオン 6mmほど

包帯で手を巻いてもらい、麻酔のため肘より下まったく動かせない状態です
指は、温かいのですが自分のものではない感じ。三角巾で吊るすのが絶対に必要でした。料金を払って帰宅となります。

出された処方箋は、抗生物質と痛み止めと胃薬。薬局窓口で、必ず飲まないといけないのはどれですかと聞いたら、抗生物質のみだそうです。必要であれば、痛み止めを使います。
夜中、枕元で腕を上げると顔に手が直撃すると言われたのですが、寝たところその状態になりました。
ただ、手術後4-5時間で感覚が戻り始め動かせるようになり、8時間後にはいつも通りタイピングができるようになった(8割方戻っている)ので最初だけな感じです。
ただ左側に、何か痛めるようなことはしていないのに起きる坐骨神経痛みたいなものが、坐骨・腰あたりにあり。これのせいで寝れません。
痛み止めは、こういう時価値が出るのだろうけど使わない。夜になってかなりきつい、寝ても立っても座っても痛みがあって落ち着きません。表面的な痛みは軽いストレッチで多少効果があったのが意外でしたが、鈍い痛み違和感は依然残ります。
18時間後、目覚めたら嘘のようにスッキリ腰周りの神経痛が消えていました。こうした神経痛は麻酔の副作用が原因だと思われます。(寝すぎると腰痛になるが、コロナのホテル療養で体験したところ当日には起きません。もしかすると、動かなくなった左腕を支えるという慣れない姿勢が負担になっていた可能性がありますが、深夜に酷くなる理由の説明がつきません)
寛解(かんかい)症状が落ち着いて安定した状態。今回の場合、麻酔の副作用が大きい。

患部の痛みはほぼなく、(関係する)薬指を最大に張った状態で少し痛いかな程度。動作には何の問題もない。
あと、診察で一度もぐりぐり幹部触らず、軽くエコー検査をしたのみ。よくわからない初診患者相手では、ある程度警戒はされている感じはある。職業上、面倒な患者の可能性は常に頭にあるんだと思う。
あと、手術を受けて、無防備状態を晒して気が大きくなる人はいないなと思いました。
他、以前に、手術というものは同規模程度のものを受けたことがあるつもりだったのですが、予備の点滴針、腕麻酔など、こういうのあるんだと思ったのはちょっと意外でした。
服装は、前開きのパーカーだったのですが、袖が引っかかりました。通常はセーターやフリーズのような袖なし服装が向いているみたいです。
手術は想像よりずっと大変なので、もし再発しても再手術はやりたくないなという感じです。通常であれば、1年ほどして消滅しないなら見切りをつけて確実に手術で除去すべきなんだと思います。真珠みたいというのは、相当硬化していたということです。

あと、手術料が3割負担3万円は、相場みたいです。他の方の記事で16000円(2017年)はよくわかりません。保険診療なので厳密に決まっていて、制度上統一されているみたいです、詳しくはないです。(注射による吸引法は、9000円。摘出手術は30000円。自己負担3割)

保険適用がありで料金が同じ場合、できるだけ件数をこなしている専門の病院を選んだほうが安心できます。

花粉症の薬を貰いに行ったついでに魚の目の相談をしたら、外科的な除去手術になり(比較的)大きな費用や松葉杖を使う大事になりしかもそれで完治せず、再手術が嫌すぎて、別の病院の皮膚科に行ったら液体窒素を塗るだけで簡単に治った経験があります(情報の正誤は別として)、最適な治療法を見つける必要があります。

とはいえ、専門病院であっても「めまい」であったなら、碌なことにならないでしょうから、これなら安全とは言い切れません、ただ今回は良い病院を見つけて手術を受けられたと思っています。

手術から、2-3日後に消毒・経過観察のため受診する必要あり。抜糸は、そこから1週間後という予定です。

消毒の時に、たしか濡らさないようにしてくださいという注意とともに、手のひらの包帯が少し大きめの絆創膏(ガーゼシール)に変わります。病院の白いガーゼシールみたいなものと、市販の茶色い絆創膏で、粘着力が違うと思ったのですが、結局どちらも同じでした。消毒液が残って湿った状態で貼る、もしくは、一度はがして張りなおしたものは粘着力が弱まるということがわかりました。水に強いをうたっているだけあって、しっかりとした粘着状態だとシャワー・風呂で(濡らさない配慮は変わりませんが)手を使ってもしっかりとした状態で持続するのに驚きました、これが弱った状態だと、粘着部に水が入ってしまい剥がれてしまいます。マキロンの消毒とともに定期的に張り替えること、粘着部で浮きが確認できたら積極的に貼り直すことに意味はあるようです。

手術全般の話になると思うのですが、切開や注射(太め?)で内出血を伴った場合、後日(損傷により後から出血する場合もある)、黄色や紫の内出血跡が残ります。今回だと、右手の点滴用の注射箇所、切開した薬指根本の裏側(血管外に出た血液が就寝時の重力に従って裏面に移動したと思われる。内出血は重力に従い移動します)にありました。今回の程度では焦る人はいないと思いますが、時間とともに消えてしまうのを知っている関係者の人は気にしませんが、手術経験がないと気になったり心配になる点だと思います。

あと、脇に背もたれを当てたり、腕を大きく振ると軽く痺れ(電気)のような感覚がわずかに起きるときがあるのですが、これは麻酔で脇の神経細胞を少しでも傷つけた影響なのかと思います。これも、通常気にしないレベルの話です。

抜糸当日、予約制でないので先着制。朝の診察受付開始30分後に到着して、待合席は満席。外出してもらって1時間30分後に戻ってくればちょうどよい感じですとのこと。待機時間を最小にするには、診察受付30分前に来て先頭に並んで最初の診察を受ける方法があるが、それでも診察開始時間(受付の15分後)の都合、列待ちありで45分はかかる。

抜糸は、痛みなく直ぐ終わりました。この後、化膿する可能性は、1%以下、まずないとのことでした。同じようにガングリオン手術を受けた人は化膿していたので心配でしたが、稀なようです。

抜糸から数日後、寝起きの手が弛緩した状態で動かそうとした時に、ピリピリするような反応があり、もしや化膿かもと触ってみましたが異常はありません、おそらく傷の修復に伴った現象なんだと思います。その時に、2回だけしか起きていません。

表面に3針縫って抜糸しましたが、内部がゴム状に硬くなっています。表面の傷と共に一ヶ月ほどで元の状態に戻るんじゃないかなと思っています。

(左)7日後 (右)30日後

手術後の化膿はありませんでした。手術後のリハビリみたいなことは不要でしたが、手術箇所のしこりは2-3週間後に落ち着いてから軽く揉むと多少改善しました。

30日後で、見た目も機能面もほぼ戻った感じですが、10キロダンベルを持つと手術した薬指だけ違和感があるので無理はしないほうが良さそうです。

入浴後の髪の乾燥 - タオルの有効利用

(坊主以上に髪を伸ばすと発生する問題です。QOL(生活の質)に関係する話です。)

入浴後に髪を乾燥させる必要があります。

水分が残ったままで自然乾燥させると、

そもそも乾燥までに時間がかかる上、髪のボリュームがでず、潰れた感じになります。

また、半乾きで寝ると、髪の寝癖になるのは確実です。

他人からの印象、自分の気分に影響する容姿の大事な要素の一つです。

入浴後、しっかりと髪を乾燥させるために

まず、ドライヤーというそのままの名称の道具が思いつきますが

これは、最終調整。仕上げに使うもので、

使用の前提として、タオルでしっかり拭き取った後にと、ドライヤーの使用説明書には書かれていると思われます。

ドライヤーを使う場合、乾燥したタオル数枚を使って、しっかり乾燥させてから、使用するのが正しい使い方ではないでしょうか(乾燥タオルは効果・時間ともに優れた乾燥法です)。長髪の人は、乾燥法に関してしっかりとしたやり方ができていると思われます。

ちなみに、多くの男性ははタオルで十分に乾燥ができれば、ドライヤーは不要なはずです、セットの必要云々は私にはありませんでした。

今回の主役はこの「タオル」です。(一般的なフェイスタオルを前提に話をしています)

基本的には、体全体(髪を含む)を拭くタオル1枚と髪の水気を吸収させるタオル1枚の2枚使用で、(ツーブロック男性の毛髪量を想定として)問題なく乾かせます。

体全体を拭くタオル1枚だけでも、髪を含めて全体の拭き取りはできます。ただ、髪の水気を抜けきることはできず、結果、髪の潰れと寝癖の問題が発生します。そのために、仕上げとして乾いたタオルでの乾燥目的の髪拭きが必要になります。ちなみに、髪を拭いた後のタオルは、体全体を拭いたものと比べると、乾いたままの状態に近いです。

ということで、毎回2枚はタオルを使いましょうという結論タオルは惜しまずふんだんに使うべき)になるのですが、問題は、タオルの洗濯物が増えてしまうことです。(衛生的だし洗濯物増えても構わない場合、以下の内容はそんな方法もあるんだと参考適度にお読みください。)

私の場合、毎日の入浴に加えて、運動・外作業後のシャワーを含めると一日2回以上、夏場だと4回ということがありました。できるだけ、洗濯物を増やしたくないというという理由と、タオルの在庫を使い果たしてしまうという配慮があってタオル1枚でという場合が多かったのです。そのため、髪の潰れた状態を仕方のないものと受け入れていました。

なのですが、今回、改めて考えてみると「工夫・ひと手間」で、タオルによる乾燥不足問題は解決できるという発見に至りました

まず最初は、「タオルの継続使用」です。

以前、単身生活をしていたとき、洗濯を自分でやっており、タオルを干すときに、パラソルハンガーが非常に便利でした。場所を取りますが、差口が広く乾きやすくただ棒に引っ掛けるというのが機能的です。これを室内干しで常時置きしていました。

 

毎日の入浴(シャワーのみ)時に、洗濯後の新規のタオルでなく、朝の洗顔で使ったタオルを干したもの1枚、前日の入浴後に髪を拭いた一度使用して干したもの1枚を、ハンガーから抜き取って、一度使用したものは身体拭き用に、洗顔で使ったものは髪(と顔)拭き用にという使い分けをしました。その後、身体を拭いたものは洗濯かごの縁に掛けて乾燥させた後、洗濯物に加える。髪を拭いたものはハンガーに戻すというサイクルを作って使用していました。

後の単身生活では、よりコンパクトに、シャワー室隣接の脱衣所兼キッチンに回転式ふきん掛けを置いて、同様に使用していた記憶があります。

 

継続使用の問題は、タオルが臭うことです。洗顔使用後は問題ないですが、髪から身体と使用していくと、タオルからの臭いが気になってきます。そのため、洗顔→髪→身体という順番が厳格化してきます(3回使用)。身体を拭いて干したもので顔を拭くと臭いが不快で使用はできなくなる感じだったと記憶しています。

これを、実家で復活させたいのですが、家族との共同生活の制限があり、できそうなことは、脱衣所に、使用したタオルを干す場所を設けることしかできなさそうです。

実用を考えると、掛けやすい回転式ふきん掛けタイプになります。衛生面を考えて再使用は1回(2回使用)で、洗顔拭き(朝シャワー派は髪拭き)後のものを干して、身体拭きに使います。体全体(髪を含む)を拭くものは乾燥している必要がなく、髪だけ乾燥したタオルが必要なので洗濯後の新規のものを使います。身体を拭いたものは、洗濯物カゴ行き。髪に使ったものはハンガーで干すサイクルになります。

いろいろ方式があるのですが、鴨居をネジで締め付けるタイプが移動や撤去が容易なので採用しました。写真の通りなのですが、タオルを干すとどうやっても目立つのでできるだけ隅に設置しています。浴室から出てすぐ、右手を伸ばすとタオルが掴めるので使い勝手は非常に良いです(タオルを引っ掛ける時、高過ぎ奥過ぎで手が十分に届かず工夫がいるのは欠点です)。

 

次が、「1枚タオル髪優先法」です。

洗濯した新規のタオルが一枚しか使えない場合、浴室から出るとき、身体と髪を手ですくって水滴を落とすと思いますが、この時、髪をオールバックにする感じでできるだけ水気を落とします。それから、脱衣所(もしくは浴室)で最優先で髪をタオルで拭きます。脱衣所ではまず体全体を拭く(私個人はそうしていた)のは、水滴が床面に落ちるのを回避するため習慣化しているのではないでしょうか。ただ、それだと乾燥したタオルが身体の水滴を吸ってしまい最後の髪で十分吸いきれなくなります。

そのため、最初にタオル全体を最大限使って髪の水分を吸わせて乾燥させます。その後、身体を拭くという流れだと、多少の無理がありますが、通常よりも髪が拭けていて乾燥した状態が作れます。

タオルが2枚使える場合、この手順は必要ありません。

基本は、タオル2枚体制。

外出時など、タオル一枚しか使えない状況ではこの方法が活きます。

繰り返しになりますが、髪型の決まり具合は非常に大事です。この程度の工夫や努力で解決できる問題だったのに、長年放置していたというのが悔やまれます。(できていない場合)早々に、体制を完璧にすることが必要です。

 

フケ症の予防 - 頭皮ブラシは使ったほうが楽

※訂正 ブラシ部の材質は、どちらもエチレン系エラストマーでした。形状と成分調整による違いのようです。

フケの原因について、体質や生活に話を広げた情報がありますが、(通常)最も大事なのは、毎日のシャンプーで落とせているかだと思います。フケ自体は、皮膚の新陳代謝で正常なものです。

(シャンプー1回 ☓)

まず、基本的な1日1回のシャンプーですが、ただ、漫然とやると洗浄不足でフケが発生すると思います。

(シャンプー1回 逆撫で △)

次が、ためしてガッテンでやっていた内容ですが、シャンプーで洗うとき、指先を頭頂部に向けて逆撫でするように泡立てると、頭皮の皮脂と角質(フケ)がよく落ちるというのは広く知られています、これによって洗浄効果が上がります。この状態で長くやっていましたが、肩にフケが落ちている時があり完璧ではありません。ただ、この段階で入念かつ時間をかけて頭皮を洗った場合、シャンプー2回に近い結果に近づくかもしれませんが、それならば、後述の頭皮ブラシを使って効率・効果を上げたほうが良いと思います。

(シャンプー2回 逆撫で ◯)

逆撫でをやっていて洗浄不足となると、1回の入浴で2回シャンプーをやるということを思いつきます、実際これをやると効果があって、フケは発生しなくなります。2回めで泡立ちが良くなるというのは実感できると思います。ただ、手間は2倍になります。

(シャンプー1回 頭皮ブラシ ◯)

結構、昔からあるんだと思いますが、使っている人は多いようです。

記憶にあるのは、安っぽいプラスチックで円状の剣山みたいなもの、(参考2)は古くからありました。

新しいとシリコン製が一時流行ったときに、購入したものを長く使っていました。

適度に硬さがあって好評として、浴室に常時置きでたまに使っていたのが、

 

なのですが、毎日使うようになって、髪の毛の状態が良くなく、傷んでいるのではないかという疑いが出てきました(もちろん、加齢も考慮しています)。

紛らわしいのですが、この製品はシリコンっぽくゴムのような弾力性があるのですが、エチレン系エラストマーという別の材質でした髪と干渉しやすく、柔軟性があるため頭皮にちゃんと届いているのか怪しく感じました。しかもこの製品は、先端の短いもの長いものがあって、先端が丸かったり三叉になったりと髪の毛を痛める点を考慮していないように思えます。

おそらく、短髪男性の頭皮マッサージに特化した製品としか言えません。

素材として、髪と干渉せず、頭皮に届いてフケを落としてくれるものが欲しいのです。

そのため、調べてみたら、無印良品で「ポリプロピレン頭皮ケアブラシ」というように流行として硬い素材が選ばれてきている傾向があるようです。(ネットでは依然として、シリコン製もありますが、店頭ではブラシ形状で先の硬いものが多かったです。)実際、ドラックストア(サンドラッグ)で、見つけたのが、

というものでデザインも良く、購入して試してみました。

素材としては、スチレン系エラストマーで同じ材質なのですが(天然鉱物配合)とあり質感としては柔軟性が僅かになって別物に思えます。

使ってみると、髪との干渉が少なく、頭皮を直接刺激するような感じで、印象・使い勝手が大きく違いました。周りで、以前のマッサージに特化したようなものを使っている人が多かったのですが、私は硬質でブラシ形状なもののほうが頭皮洗浄ブラシとして効果が大きいと思います。

使い方としては、髪を十分泡立てた後に、頭皮ブラシで全体を満遍なくかるくなぞる感じで、指の届かない頭皮にシャンプー成分を浸透させるのが役割だと思います。その後、指先で再度泡立ててすすぐという流れになります。

ということで、(シャンプー1回 頭皮ブラシ)が、フケ対策として負担なくできると思います。私の場合、それに加えて、朝のシャンプーが加わり、フケの心配は全くなくなりました。

安価(数百円)で入手でき、効果の高い頭皮ブラシですが、数年使えるため交換機会がなく適切なものを選べていなかったのはもったいなく思います。

 

瞼裏に異物が入ってゴロゴロするときの対処法 - 基本の対処と自分でできること

以前の記事、「花粉症・ドライアイ - 水分摂取不足による保護膜の機能低下」で、(参考 目と鼻の花粉の除去)という内容を書いたのですが、それを発展させた話になります。

まず、基本的には、洗顔、蛇口の水・シャワーで目をすすぐ、水を張った洗面器に顔を突っ込んで目をぐりぐりさせるという方法で、かなり粒子が細かい花粉程度であれば除去でき対処できます。異物が目に入った時の対処法として、医療機関も同様な記述があります。

ただ、土埃や細かい砂などある程度大きさがあるものだと、瞼裏に入り込んで出てこない場合があるようです。今回、私は原因として、サイクリング中、ゴーグルはしていたが隙間から入ったゴミが目に入ったのか、刈り払った雑草や農作物ごみを軽トラックに積み込む作業(ゴーグルしていなかった)で、土ゴミが目に入ったのどちらかなのですが、翌日になって目に違和感があり、瞼を動かすたびにゴロゴロする異物感が消えませんでした。特に、痛みがあるわけではなく、目の見た目に異常はないのですが、瞼を広げて白目部分で、違和感のあるほうは軽く充血があり赤くなっていました。

これを自分で解決するために、上の対処法を何度も入念にやりましたが、結局解決しませんでした。これまで、ここまで治らない異物感は初めてです、ちなみに異物で眼科に通った経験はありません。

次に、医療機関では、(私は水に濡らした)綿棒やガーゼを使って、瞼を裏返して視認できる異物は、なでるようにふき取るということをしているようです。

自分でやったところ、下瞼はどうにか裏返すことができ、瞼先端から2ミリほど奥にある小さな黄色い感じの粒みたいなものを2か所触れて除去できた感じはありました。

ただ、違和感は残っており上瞼裏にもありそうなのですが、上瞼は裏返すことができず視認はできない感じです。そのため、できるだけ上瞼を浮かせた状態で、綿棒をなぞるみたいなこと(痛み強くお勧めしません)をやったのですが、結局、違和感は残ったので解決しませんでした。

さすがに、これはもうお手上げという感じで、受診をする寸前まで考えました。

ただ、上瞼裏は視認できなくても、上瞼表をつまんで持ち上がれば、裏側の異物は剥がれますし、空間ができるので水を侵入させることも可能です。

これを試したく、

湯船を張った一番風呂で、浴槽につかりながら、鼻をつまんで息を止め、上半身を湯の中に潜り込ませて

1.目を開いて瞼を中央、外側、内側と摘まんで持ち上げて瞼と眼球の隙間に湯を侵入させる。

2.目を開いて瞼を上下両方を指で最大に開いて眼球を上下左右に動かして洗浄する。

というのを、2周ほどやりました。(潜水瞼裏異物除去法)

まず、1.の摘まんだ時に、これまでにない(おそらく浸透圧関係の)痛みがあり、通常では瞼と眼球の隙間には、水(湯)は入り込まないということのようです。この結果、入浴後、除去作業をした目が赤くなります。

これが可能になったのは、水中でありながら両手が使えるという容積のある浴槽内だからということがあります。

これをしたところ、ほとんど除去できなかった異物が間違いなく取れたので解決しました。結局、異物の数や場所をすべて特定することは困難なので、眼球全体を洗浄するような清掃を必要としていたのですが、これで実現できました。

目に違和感があってゴロゴロするという程度であり、通常の方法で解決できない場合、この解決法が最良と考えます。医療機関で、綿棒やガーゼで見つけて除去する以外の方法で、こうした方法があれば別ですが、医療機関にかかる前に、試すべきと思います。把握できていない潜在的な危険については責任は負えませんのでご理解、お願いします。

この潜水瞼裏異物除去法をやっても効果がない場合、医療機関の診察を受けに行ったほうがいいと思います。この先、ずっとこのままだったらどうしようという不安が残るのはよくないからです。

過去の資料っぽいものだと、小説の寺内貫太郎一家で、石材屋の作業場で石の粉が目に入った時に、昔から風呂に入れる習慣があるという話があるので、少なくとも一部ではよく知られた対処法なんだと思われます(瞼云々までの詳細はありませんが)。

 

 

 

階段の安全対策 - センサーライトと手すりの滑り止めテープ

家の転倒危険個所として、階段 玄関 浴室などあるようです。
最も危険なのが階段 滑り落ちて連続して打ち付ける場合があります。
谷敬 樹木希林 中島らも 有名人でも結構な数の人が階段で転倒して大怪我をしています。(自宅、知人宅、不明と自宅の階段に限定した話ではないです。敬称略)
高齢者の場合、多くで後遺症や死亡につながるので深刻です。
足腰の弱る高齢になったら二階(階段)を使わないのが最も安全です。

あとは、下り方として、背を向けて両手で手すりに交互につかまりながら後ろ歩きでゆっくり階段を下りるというのは安全みたいです。寝起きの筋肉痛で体が重い時に、慎重に下りたくて、これを試してみましたが、一番安全な下り方だと思います。

階段は、家によってバラバラ。階段幅狭く、手すりなし、急傾斜、ステップ先端に滑り止めなし、という全部そろった家は見たことがあります(小さい家というわけでもありません)

とりあえず、設備としてできることは、
① 階段足場が暗い環境で使用しないこと
開放的だったり階段に近くに窓があって夜暗くならない場合は不要ですが、
夜、階段の足場が見えないと踏み外す可能性が高く危険です。
対策として、

・手動になるが、夜間常時つけっぱなしにする。(工事不要ですが、下を手動にしたものです)
・夜間自動でつく階段照明(電気消費の少ないLEDの時代、悪くない気がします。ただ、夜明るく気になって眠れないという問題は起きそうですし、業者に電気工事を依頼する必要があります。)

階段先端末端にセンサー(パナソニック WTK1811)を付けて、夜人を感知すると一定時間明るくなるスイッチの設置(頻繁に階段近くでの行き来があり感知させてしまう場合、採用しないほうがいいです)細かくなりますが、階段照明のセンサーライトは充実していますが、電池式では交換の手間、光量不足、設置場所の確保など長期的に快適に使えるものはほとんどないと思っています。また、階段中央のシーリング照明をセンサーライト付きにするのは手軽です(最初に一度採用したことがあります)が、センサーの範囲が階段中央になり、階段の上り始め下り始めが暗い状態となるので実用面に問題があります。

私の環境では、階段定番の3路スイッチで階段中央に照明があり、スイッチ前での行き来がほとんどないのでセンサースイッチに移行ができました。設置条件・工事や機器はそれなりにハードルがありますが、以前の機器をそのまま使え光量は十分あり、メンテナンスが不要などのメリットが多く採用した記憶があります。(センサースイッチに交換する作業は電気工事士の資格が必要で、業者に頼むことになります。電気工事は火災や感電の危険があり失敗しながら学ぶDIY向きではありません、ただ、電気系がいじれると配線・器具の設置が自由にできるので、(業として行える)資格の取得を目標に安全・作業知識を学んでおくと役立ちます。)

この3つを必要とする理由は、節電意識が高く(LEDの時代に、こうした節電は時代遅れかもしれません)、夜間、スイッチON、下りる(事故の多くは下り時だと思う)、スイッチOFFという動作を毎回やっていると、意識がスイッチに向かって下りることに集中できずに踏み外す可能性が高いので、前後のスイッチ作業を省いたほうが安全です。また、面倒だから暗いまま階段を利用することがなくなります。

下りる(上る)ことだけに集中できる快適かつ安全な環境にすることが大事だからです。

② 階段で油断しないための対策
次が、私の体験として、下りるだけに専念できると余裕がある分、別のことを考えながら手すりに手を滑らせ調子よく勢いに乗って下りている時(ごく稀、完全に油断していた)に、段先端部分の滑り止めを踏み抜け(滑って)てしまい、全体重を丸型手すりを握った手で支えることで抵抗しましたが、支えきれず握ったまま鉄棒を回るようにずり落ちることになり(一応、落下防止としては機能している)、のけぞりながら腰を階段ステップに1-2段打ち付けるという転倒事故を経験しました。

スムーズに階段が下りられるという環境で、調子に乗ってしまうと踏み外し事故が起きます。上りの場合も、調子に乗って駆け上がれば前のめりの転倒事故が起きる可能性があります。

この対策(木製の手すりがある)として、凹凸つきの手すり(ディンプル加工)に交換するという方法がありますが、滑り止め効果はあまりない感じです。
また、家庭向きでないですが階段に波型手すりというのもあるようですがこちらは、スムーズに手を移動できず問題があるようです。

この対策として、

滑り止めテープを、手すり上部に貼るという事をしました。かなり強力な粘着性とザラザラした荒い紙やすりのような表面です。
最初、長袖の先端が引っ掛かったのが気になりましたが、慣れれば自然と離す習慣ができるので問題ないです。
これにすると、手すりに「手を乗せて」滑らせるという行為ができなくなり(無理にやると軽い擦り傷になると思う)階段の上り下りが慎重になります
摩擦面以外に「手を添えて」、一歩進むごとに握りしめるという使い方になります。
万が一、踏み外しても、以前と違って手の空回りは起きにくいです。腕の力で、踏ん張りがききます。限界を超えるとテープがもげるのか擦り傷になるのかわかりませんが、転倒の程度を和らげるのは間違いないです。
いい感じに、階段の上り下りに支障がない上で、勢いをつけさせないバランスの取れた対策です。
階段は、危険個所なので、こういう感じで強制的にでも慎重に上り下りさせるというのは安全対策として有効です。事故予防として、非常に価値のある対策だと思います。

①は10年ほど前、②は1-2年目からやりだしたのですが、高齢者の使用もありながら階段での事故は起きていませんし、交換や修理の必要はなく、不満なく使えています。

バランスが大事という他の例として、階段先端の滑り止めを強力なものにすると足がつっかかったり、乗り降りが困難になり支障があります。
また、手すりで角形のものがありますが、こちらは転倒時、構造上握りきれずに踏ん張りがきかないというのが起きると思われます。

かなり年数のある話ですが、最近の新築でも階段3路スイッチを採用しているので、事情が大きく違っているわけではなさそうです。電気設備業者、手すり業者に相談して最近のトレンドを確かめてください。

 

目覚まし時計 - 耳障りな高音域カットによる小音量化

健康な生活を実践するには、規則的な生活が大事です。

不規則な生活だと、健康のためにやるべきことがグダグダになってしまうからです。

そう考えると、目覚まし時計、毎朝使うというのは正しいことのように思います。

毎日、目覚まし時計を使う上で、整理しておくべきことがあるようなのでまとめました。

まず、現在手の入る目覚まし時計の世代として(私が勝手に世代付けしたものですが)、

アナログ式目覚まし時計(第一世代)

デジタル式目覚まし時計(第二世代)

スマートフォンなど多機能目覚まし時計・アプリ(第三世代)

で分けられます。

どの世代も、目覚ましとしての機能は十分に備えていますが、アナログ式は、シンプルな点にメリットがありますが、コチコチ音の騒音問題、精度問題、電池の消耗の欠点があり、デジタル式でそれらが解決できたので主流が第二世代になっています。

今ほとんどの人は、デジタル式目覚ましとスマートフォンの目覚ましアプリなどのどちらか混在となっていると思います。

今回、注目したいのは、デジタル式目覚まし(第二世代)、第三世代の特長・欠点をはっきりさせて、枕元に置くべき目覚ましはどうあるべきかの姿をはっきりさせようと思います。

このシリーズの目覚まし時計はいくつも持っています。気温と湿度に加えて乾燥・カビダニ注意報・快適といった現在の状況を一目で知らせてくれるアイコン、日付表示、電波時計、目覚ましアラーム機能というこちらの欲しい機能がすべてそろっていながら2000円台で購入できる手軽さが気に入っています。机上の置時計としても使っています。

これを、目覚まし時計として「毎日」使った場合、どういった不満が出るのか、

まず、もっとも深刻なのが、外泊したときに、アラームが鳴りっぱなしになり、同居人や近隣に騒音迷惑になることです。宿泊前に、目覚まし機能をOFFにする方法がありますが、できれば省きたいものです。なぜなら、短時間鳴るだけなら特に問題はないからです。

まず、目覚まし時計の自動停止(オートストップ機能)は、デジタル式には標準でついており、メーカーごとに異なります

カシオ・MAG 1分 リズム・シチズン 2分 セイコー 5分

だそうです(取扱説明書の記載より)。

必ず起きなければいけないという場合は、スマホの目覚ましアプリや別の目覚まし時計との併用ができるので、長く鳴り続ける必要はありません。騒音としては、短いほうがいいので、(MAGは選べる機種が少ない)私はカシオ一択です。

また、鳥の囀りの様なメロディ音や音量調整(大小)という機能に期待したのですが、メロディ音の後にブザー音になったり、音量(小)で良いかなと思ったら止めるのにスイッチをOFFに切り替える必要があったりと、(勘違いがあるかもしれませんが)癖が強いです。もしかすると、理想的な製品が一部にあるのかもしれませんが、それを買って試す気にはなれません。メーカーとしては、高価な多機能機種を買って欲しいという意図があるのかもしれませんが、毎日、短時間、不愉快なく鳴る目覚まし時計が容易に入手できないのは不満です。

これがあるために、毎日のアラーム設定が継続できないという事が、私の場合、あった気がします。

また別の状況としては、アラーム時刻より早く起きて気分よく朝の作業をしている時に、アラームが鳴りだして、慌てて止めに行くという事が置きます。

今回調べて意外だったのですが、アラームの鳴る時間は(カシオの場合)1分間だけなのに数分鳴り続けているイメージを持っていました。最初は、ピッピという音から全力のリリリリリという連続音まで10秒です。以降、50秒は全力となっています。それだけ不快さを伴った音であるという事です。

使用者の想定が見えてくるのですが、目覚ましでどうしても起きなくてはいけない場合に、目覚まし機能をONにして、必ず目覚めさせるというのを重視しています。

生活リズムのため、持続的にゆるく毎日使いたいという目的には、ミスマッチが生じるわけです。

こうした状況なので、第三世代に期待するわけですが、スマホのアラーム機能は、高機能多機能で細かく設定ができ使い勝手もよいですが、スマホは携帯して持ち運ぶものなので、常に枕元に必ずおく必要があるのは負担です。また、スマホを就寝前に使うと睡眠の質を落とすのはよく知られています。スマホと適度に離れた生活が望ましいと私は考えます。

また、「google home mini」などのスマートスピーカーの目覚ましアラームも同様に便利なのですが、接触で止められる機種もあるようですが音声での停止が失敗する場合があります、また、これが致命的と思ったのですが、home miniの場合、自動停止機能が備わっていません(アラーム全般、手動停止させる必要があるようです)。これだけ、高機能なアプリにこの標準的な機能が無いのは、わざと不便にして既存の目覚まし時計の市場に配慮しているとしか思えません(たぶん)。

こういう企業都合の不便さは、解消されることはまずないので改善は期待できません、なので諦めました。

という感じで、1-3世代のすべてで検討して、条件に合う製品は見つかりませんでした

なので、最終手段として、あまりやりたくないのですが改造をすることにしました。

第二世代で、1分で自動停止するカシオの目覚まし時計は、複数持っており、この機種最大の不満は、音量が大きすぎることです。これが解消できれば問題ありません。

Loggia Logic: 目覚まし電波時計 CASIO DQD-700J-8JFが壊れたので修理&若干改造(成功)

CASIO の目覚まし時計のアラーム音が大きいので静音化した - けふまな

CASIO目覚まし時計(DQD-710J)アラーム不良の修理と電波受信。 |一寸の虫にも五分の魂

先行事例として、そのまま使えるものはありませんでした。

ただ、中身を開けて、スピーカー(振動板)を固定してしまえば音が抑えられるのはわかるのでやれそうです。

まず、失敗事例ですが、DQD-140という機種なのですが、

PC系で分解は経験しているので、とりあえず開けてみようという気持ちで、ネジを外して、少し強引に分離させたところ、写真右のようにスピーカーの配線が赤と黒でちぎれてしまいました。ハンダで直せるかと思いましたが、基板の精度が違い過ぎて手に負えるものではありませんでした。戻してスピーカー機能の無い時計として別の場所で使うことにしました。普通に開けてメンテナンスしている人がいたので注意の問題にも思えますが、設計に無理がありすぎということで納得しました。気を付けましょう。

次が、DQD-660Jという機種です。デジタル式目覚まし時計としては最も普及している真四角画面に短いカマボコが付いたような形状をしています。そのため、設計に無理がなく上のような事故は起きににくく分解向きです。


電池を抜いてから、最初にネジ5つを外して、電池蓋を外して、少し小さな隠しネジも含めて、合計6つのネジを外します。(100均とかで売ってる)精密ドライバセットのプラスが複数あるものなら対応できると思います。ネジが硬く持ち手が滑る場合、持ち手の部分をペンチ(ラジオペンチでも可)で挟んで回せば力が伝わります。次に、本体2つに慎重に分離(押しボタン部分も分離します)してもらうと、真ん中の写真の通りになります。一番奥の黒い部分がスピーカーです。髪の毛のような銅配線があったりしますが、触っても問題ないのでその隙間に、木工用ボンド(ホットボンドシリコーン接着シール材などの弾力のある接着剤ならどれでもよいが、木工用ボンドが一番手軽)の注入口をさして、黒い部分を全部覆うようにボンドを垂らしてください。黒い円盤は溝になっていてちょうど皿に垂らす感じで上下左右に動かせばまんべんなく右写真の様に覆えました。

この皿を上にした状態で、2-3時間ほど乾燥させると硬化して安定します。

その後、アラーム音の変化を比べた動画がこちらになります。


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録音しているスマホのマイクが高音域をよく拾い、ボンド固定により、その高音域が主にカットされているため、比較してかなり音が小さくなったように聞こえています。

実物だと、耳障りな高音域がカットされて、音がこもったような、控えめな感じで中音域はあるのでアラームとしての音はしっかり聞こえます。

改造として、目覚まし時計のスピーカー部分に木工用ボンドを注入したら音がこもる感じで小音量化できたという報告です。なにかしら問題が潜んでいる可能性はあります。自己責任で参考にしてください。あくまでこのモデルを分解して改造ができたというだけで、カシオの同じような形状のモデルを分解したら(それぞれ構造が違うため)できなかったはありえます。

とりあえず、この改造目覚まし時計で、今回の理想とする目覚まし時計は確保できました。

実際使ってみたところ、これ以上、音が小さいと目覚まし時計としての機能に問題が出るので、ちょうどいい感じだと思います。こもるような音で、耳への不快感が無くなり快適です。

改造(開けてボンドを注入するだけ)は最終手段でありますが、そう高い値段のものではなく、高い使用頻度と買い替えサイクルの長さがある目覚まし時計であり、アラーム音を不快に感じる場合、やるだけの価値は十二分にあると考えます。

 

(追加)

現行機種の中身が気になったので、最初に紹介したDQL-250J-7JFも分解してみました。

これもネジが硬いです。ペンチの補助必要です。配置がかなり違っていますが、右の金色と白色の円盤がスピーカーで間違いないと思います。これなら同じようにできるはずです。

(追加2)

部屋に陽が射して明るくなるのも、目覚めの大事な要素ですが、夏と冬で明るくなる時間に違いがあり、その調整・補強として今回のような目覚まし時計が役立つと思います。

(追加3)

耳障りな高音が無くなったことで、覚醒効果が落ち(以前より)起きにくい傾向にはなります。このあたりが、メーカーが中途半端な音量やメロディのものを作れない理由だと思います。代わりに、目覚めからすぐに止めないと耳障りな音を鳴らされるという強迫的な苦痛が軽減されたのは確かです。

自分に最も合っているものは何かという基準で選ぶ必要があります。

(追加4)

目覚まし時計でよくあることですが、寝過ごしました。6時にセットして鳴っていたのに気が付かなかったのか、無意識に止めて記憶がないのかどちらかなのですが、部屋が明るくなって7時に目が覚めました。(忘れていただけですが)こういう事もあるのかとヒヤッとしました。

時間に厳密な、通勤通学者向きではないです。ただ、長期の休暇、非通勤通学者の生活リズムを整える目的には合っています。時間が緩くとも、目覚まし時計を使わないより使ったほうが良いからです。通勤通学向けには、(無改造の)寝過ごしが起きにくい自動停止5分のセイコーがふさわしいのかもしれません。無意識に止めてしまう場合は、少し距離のあるところに置く、マズーヌや複数使用になるのかと思います。

こちらについては、その人ごとの確立したやり方があると思うので思いついたものを列挙しました。