寝違え - 「へたり」を考慮した枕の買い替えと 「まな板で沈み込み抑制」による買い替えサイクルの延長

(ある程度、年数をまたいだ話です、また、適切な枕を求めた結果、寝違え予防の話になっています。)

ある時、枕が低く感じて、もっと高さのあるものが欲しくなりました。

通常、ホムセン、ニトリしまむらなど量販店で売られている枕は、高価なものではないので、理想的な枕を探すために複数購入して試すだけの価値は十分あります。

思い立った時に、使っていたのが、ポリエチレンパイプを単に詰めたもの。

低反発ウレタン(高さが「ひくい、ふつう、高い」とあり、熱が逃げず通気性が悪い気がする)、そば殻(適度な硬さ)、プラ素材(特に不満なし、強いて言えば硬さが無い)という感じだったと思います。

(適度な硬さが良く)そば殻を気に入って、結構長く使っていましたが、粉砕された黒い粉みたいなものが少し漏れたかして、それで止めました。

結局、近所のしまむらで選んだ、頭がずれ落ちないように、①縦横幅が大き目②中心に窪みのある厚目のポリエステル綿という、特にこだわりのないごく一般的なものに落ち着いています。

ちなみに、②のメリットは寝相が左右の横ではまくらが高く、中央の縦では枕が低く首と枕の高さの相性が良いです。

これは、「素材」「形状」の話で、個人の好みで分かれます。

そして、問題の「高さ」なのですが、高さのある枕を選んで使ってもこれで解決というほどスッキリしないと思います。(人によっては、これで解決してしまう場合もあるので、その場合はそういう事でお願いします)

枕の高さ問題は、「高過ぎ」「低過ぎ」があって、枕+雑誌で高さ調整し、頭を置いたときに低いと感じない状態を作って寝た場合、寝起きは首の筋肉が強張った状態で疲れが全く取れません(寝違え状態)。逆に、低すぎる場合は、首が沈み込み過ぎて違和感があるんじゃないかと思います。通常の枕の高さは、平均的な理想値に近いものでしょう。

この解決策は、枕下に薄い雑誌を置いて補強と高さ調整をして効果がある様ならば、たわみの少ない薄いプラスチックまな板(ホムセンや100均とかで売ってるポリエチレン3mm厚、ペラペラなポリプロピレンでない)を枕下に入れ補強板として使うと、枕と敷布団による過剰な沈み込みが抑制されて快適になると思います。私の場合、これで解決して快適に寝ることができています。(ソース見つかりませんが、昔から雑誌を枕下に置く対処法は先人がやっていた記憶があります。)

このまな板で、板厚分の高さアップと沈み込み抑制効果で、かなり印象が変わります

 

なぜ、「たわみの少ない薄いプラスチックまな板」なのかは、サイズ、材質、厚み、入手性、扱いやすさなどでこれ以上のものは無いと思います。枕を高くして解決する話ではないので(仮に高さで解決できるなら品ぞろえの中から厚さのあるまな板を選ぶことやタオルを入れるなど方法はあります)、厚みのない薄いプラまな板が重さもなく邪魔にならない補強板として使い勝手が良いのです。枕袋の裏側、もしくは枕袋にかけるカバー裏側にまな板を入れる事になるのですが重さと厚み(段差が目立つ)のあるものは不向きというのがわかると思います。

とりあえず、枕の高さが欲しい(沈み込みすぎ)に関係する枕の不満を感じたら、薄いプラまな板をまず試すのがいいと思います。枕をいろいろ試す必要なく解決できるかもしれません。

また、ストレートネックは筋肉量と関係が濃厚で適切な運動ができていないのが原因と考えられますし、上半身の筋肉を鍛えている場合、枕に頭を置いたときに、枕が低く感じることが多くなる(特に横向き姿勢)と思うのですが(現在、上半身の筋トレはやっていませんがエアロバイクの筋トレのおかげで姿勢が良くなっており、横向きの時に自然と頭の下に腕を入れている事が多いです)、就寝すると緊張が解け筋肉が弛緩して頭が深く沈み込むので、(まな板を入れた枕を前提として)寝起きに首に違和感がなければ枕を高くする必要は無いと思います。(新品のふつうの枕から高さのある枕に買い換える必要はあまりないという意味に読んでください。末尾結論より)

裏付け情報として、「マッチョ枕」。話の方向的には合っているようです。

まとめ

・上半身の筋肉がしっかり(強張り)していると、枕の高さに違和感が出やすい。

・枕の高さを気にするよりも、まず補強板を入れて沈み込みを抑制するほうが解決につながると思う。

・寝つきより、寝起きの首の状態が、大事。

あと、就寝の事故として、毎日の使用で枕が少しずつ上にずれていき、敷布団からはみ出た状態で気づかず使うと、頭を投げ出したような体制で寝ることになり、起きると首の筋を傷める事故(不適な姿勢や枕による寝違え)というのは確実にあることなので、枕の位置確認は大事というのは言うまでもありません(私は、数回やって学びました)。

(追加・重要)

最近、エアロバイク運動と一緒に上半身運動も同時にやるようにしたら非常に効果の高い全身運動ができるようになりました。

ここで書いてしまうのですが、エアロバイクで身体ができてから、最初は片手で保持しながら空いた腕を上下左右に動かしたり腹筋を反らしたり交互にやります。次に、エアロバイクのペダルはサンダルに足を入れるのと同様に抑えがあるので両足と股で支えて立ち漕ぎができます。両手を頭上で同時に交差させたり、交互に上げ下げ、左右に振るなどをやると、上半身を鍛えるのと同時に腹筋が上下の運動のねじれによって負荷がかかり、腹筋を鍛える事にもなります。これにより下半身、上半身、腹筋が一挙に鍛えられるエアロバイクによる全身運動ができます。負荷も上がって時間の経過が早く感じます。ジムの場合、人目や接触事故があるので制限がありますが、自宅での場合、トレーニング時間を有効に使えるのでおすすめできます。エアロバイクをやって精悍な顔つきになった(自分比)から、エアロバイク以外の運動をやる気になれず上半身運動ができていない私の場合、しっかりとした全身運動によって上半身(特に肩回りと腹筋)が充実したことで、更に上の段階に進めた充実感があります、競技でなく運動目的であれば手を使わない方法もありなようです、競技目的の人は手放しはやらないと思います。

結果、久しぶりに上半身が(それなりに)鍛えられています。その結果、就寝時の枕の低さがこれまで以上に気になり、たまらず、しまむらで同じ形状素材のポリエステル(化学繊維綿)枕の新品に買い換えました。

以前よりも硬さのある枕を買ったつもりだったのですが、新旧比較したところ、ポリエステル綿という同じ素材で一見違いは無い様に見えますが、使い始めは弾力が強く硬さがあるのですが、使用による「へたり」により、弾力が弱く柔らかい印象に確実に変化しているのがわかりました(新、仮眠枕大。旧、西川の同サイズ)。

素材のへたり具合という、基本的な事を軽視していました。

PC椅子のアンコ(クッション)が潰れて買い替えなくてはいけなくなることは経験しているので、高級家具でもない実用クッション商品(枕、PC椅子など)で本体ごと買い替える必要がある場合、身近な量販店で永続販売が期待できるもの(私の場合、PC椅子はニトリ)から愛用品を選んだほうが無難なようです。

新品にしたところ、初回なのでちょっと高すぎる位、寝起きもどうにか問題なしという感じですが、間違いなく少しずつ馴染みます。(初回については、慣らしとして使用前に重い荷物を載せて一日置くとかして首の安全を確保したのが賢いです)

ポリエステル綿などの経年劣化で弾力が失われる素材の枕(ビーズ枕もつぶれるらしい)は、定期的に買い替える必要がある様です。数年ぶりの買い替えなので、定期的がどれくらいの頻度かわからないのですが、そういうものだと知っていれば不満を感じたときに躊躇なく買い換えられます。

また、しまむらの場合、400-3000円の価格帯で1000円前後が充実していました。私の場合大型枕だったので2000円ほどしましたが、消耗品として考えて1年に一度で買い替えても費用効果で満足できるはずです。

高さ調整のできる高価な枕は、使ったことがありません。

高さ「高い」の枕は、マッチョや肥満など特殊な事情があるなど一般向けではなさそう。

枕が低く感じて高い枕が欲しいという場合は、多くの場合、枕自体の経年劣化「へたり」により高さが「ふつう」⇒「低い」に変化したのが原因の様です。この場合、高さのある枕でなく、ふつうの枕を、新品に買い換えることで解決できます。

枕にまな板は、新品の枕には不要ですが数日でクセがつくと、補強としてすぐに必要になります、これで買い替えの頻度を遅らせることができます。ただ、数年使うと補強まな板を使っても低さを感じることになり、その場合、枕自体の買い替えが良いように思います。へたった枕も弾力以外まだまだ使える感じなので、タオルなどを入れて高さ調整することもできますが、通常は枕を買い替えると思います。