(多いと思われる慢性脱水症による内耳不調を対象にしています。脱水症が原因ではない内耳の病気も別にあり、そちらについて参考になる話ではありませんので、その点ご理解よろしくお願いします。)
めまい・メニエール病・突発性難聴は、水分摂取不足により尿の排出が不足し
体内に老廃物が貯まる不調とリンパ液の循環不良などと関係が深い内耳の病気です。
自覚できる症状としては、「耳鳴り」と「めまい」、「聴力低下」「反響」が異常として感じられると思います。
今回、めまいについて、原因は様々となっていますが、
最初に、水分不足が原因ではないことに自信を持ってから
医療機関を受けるのが適切な治療を受ける上で大事です。
確かな根拠として、脱水を原因としためまいには適切な水分摂取を呼びかける医療機関・その2 がありますし、めまいの原因として、水分が関係する資料(検索「めまい 水分」)がいくつも見つかります。
意識的な水分摂取が不足していただけだったで済んでしまう可能性があるのです。
そのためにも、意識的習慣的な水分摂取は心強いです水分摂取をしていながら、めまいが起きた場合、これは別の原因だなと冷静に判断できます。
女性の場合、月経による貧血(これ自体も、水分摂取不足)も影響するので一概には言えませんが、変わらず不足してはいけないものです。
個人的な体験を書かせていただくと、立ち眩みは、肉体労働の後にジョギングをするというかなり体を酷使していた時、都度水分を摂取していましたが、今思うと量が足りておらず、仕事中、立っていられず危うい時があったのですが、休憩時に水分摂取(短い休憩時間なので、スポーツドリンク500ccを一気飲み)をしたら治まったという経験があります。ほか、浴槽で立ち上がるとクラクラするという不調も同時に起きていました。当時、カロリー不足を疑っていましたが水分摂取不足の可能性があります(こちらのように水分摂取に触れない医者による記事もあります)。
★蓄積脱水の仕組み
適当に水を飲んで毎日1リットルという人がいます。とりあえずそれで健康問題は起きませんが、生活が変わって就職すると労働(運動)分、水分消費量が増え、水分摂取量を増やして1.3リットルにしても、消費分が1.5リットルだと、日ごとに0.2リットル不足します。これが、連日続くと徐々に体内の水分量が減って脱水状態になりますが本人は水は追加してまで飲んでいるのに原因がわからないということになります。これで体調不良・突然死という流れです。
日頃積極的に水を飲む人で、毎日2リットルだと就職するなど環境が変わって水分摂取量が増えても、普段から必要以上の水分摂取ができているため、不足が起きず、なんら健康不良・病気が起きません。
実際は、休日など休息日に、消費がなく補充のみできるわけですが、そのときに積極的に飲む習慣がないと十分な補充とならず、脱水の蓄積が続くとなります。
(検証)これらの原因は、水分摂取なのか?
即時に良くなったのがスポーツドリンクなので、水分、糖分、塩分が候補になります。仕事の関係、食事はしっかり食べていたので、糖分、塩分は摂れていました。それでいながら、慢性的に不足するのは補えていない水分となります。
立っていられず危うい時は仕事中で、当日朝、夜にハードな運動をして数日目で、鏡を見ると運動によって引き締まった見た目以上に、すっきり脂肪が削ぎ落ちてお坊さんみたいな感じになって不思議でした、おそらく、体内の水分量が危険なレベルになって夜間の筋力回復が停止したとかそういう変化があったのだと思います。これは、フレイルの患者も同じ状態なのではないかと思います。
また、メニエール病と診断された時、布団で寝ていると世界が自分を中心にぐるぐる回り不思議な体験だったのですが、典型的なめまいの症状だったのかと思います。この場合、水分摂取不足が疑われます、水を飲んでください。
また、例えば東京都杉並区の耳鼻咽喉科は29か所あるのですが
5か所で、めまいの詳細な説明があり、それらではストレスや生活習慣が原因とあるだけでした。
直接、「水分摂取」について触れられない隠してしまうのは、原因として濃厚だからでしょう。
上の様に、水分摂取に触れていればそれで気づけるのに、病院に早期に来た方が症状が軽く済むみたいな全く患者(身内の近畿大学生)を救う気のない内容を堂々と書いています、近畿大学医学部がどの程度関わっているのかわかりませんが、大学全体の身内意識より、医学部の特殊性が優先するのかと思います。面白い資料です。なにより、近畿大学の学生が気の毒ですし、近畿大学病院が発信している情報としてネット上で受け取られます(学生の皆さんという記述があって気が付けました)。
まさかと思って、「近畿大学 めまい」で検索したら、大本の医学部も利尿剤(脱水症患者に投与禁止)や水分、脱水には触れない運動推奨という治療をいまもやっている様です。業界に居て、水分摂取療法というものが出てきているのに全く触れていないというのはありえません、慢性脱水症によるめまい患者は存在しないという前提で、大学病院はやっているのがわかりました。かなり異常(危険)な事です。
成り行きで、近大医学部耳鼻咽喉科叩きみたいになっていますが、他の大学も似たようなものだと思います(例 兵庫医科大学病院も同様)。また、水分摂取療法を出した北里大学でも、水分摂取療法での患者の治療で「ジョギング」(貴重な情報!)をさせていて、何を考えているのかわからない面があったりします。少なくとも、患者に水分摂取させて解決という方向は全体的には受け入れにくいのでしょう、患者のための医療でなく、医療のために患者(被害者・犠牲者)を作る本末転倒な状況になっているのがわかります。
残念ながら、めまい情報等で、水分摂取は教えないというのが業界の常識となっているようです。
あと、先生の発言で「医学は常に進歩しています。」という言葉、ほかパーキンソン病の説明でも見かけて気になりました、こちらも水分摂取の記述がなく根本が同じ難病ではないかと思っているのですが、医者が自嘲的に使っているセリフではないかと思うのですが、(どうしたということでもないですが)気に留めておいてください。
※2024/8 パーキンソン病は、母がフレイルの延長で患者となり、薬名ドパコールの投薬を受けたところ、薬により大きく改善したので、水が原因だとは言えません。この経緯は後日記事にする予定ですが、水を飲めばパーキンソン病は治る的な安直な関係はないようです。
20年以上前の話ですが、部屋にこもりがちな(末期?)高齢者が不調を訴えて診療を受けたとき、点滴をしたら不調が無くなり調子を戻したことがありました。それなら定期的に、点滴を受ければいいのにと思ったのですが、担当したお医者さんは言葉を濁してうやむやになった記憶があります。メニエール病の急性期(?)の対応でも、点滴があった気がしますが、点滴は、水分摂取の役割があります。高齢者の不調原因の1位が脱水症というのを知ったのは、割と最近になって別の高齢者の不調で担当看護師さんに連絡したところ脱水症だと思うので水を飲ませてくださいと慣れた感じで言われたのがきっかけです。もし、めまい同様に高齢者介護で水分摂取を隠すと、容易に死者が出てしまい看護が成り立たない切実さがあり情報操作ができません。そのため、介護では水分摂取は必要、それ以外では隠すという矛盾した状況が生じていると思います。医療情報の入手も容易になり、このまま維持というのは難しくなってきていると思います。十分な水分摂取は、生まれてから死ぬまで健康維持のために必要です。
そして、治療マニュアル(今日の治療指針2020)では、
(めまい・平衝障害は、日常診療において最も多い症状の1つである。)
薬の処方は書かれていますが、水分について全く言及していません。
詳細後になりますが、(特殊な事情があり)メニエール病では、水分摂取について指導するよう書かれているので書けないわけではないのです、治療マニュアルに欠陥があるのは故意です。(注意ですが、水分摂取最優先です、勧められている有酸素運動をどうしてもやりたい場合は落ち着いた後で、振動衝撃のない安全なエアロバイクにしてください。運動は脱水状態を悪化させるものですし、衝撃振動が大きい(ジョギング、ランニング)は正常ではない内耳にダメージを与えて神経を損傷させ後遺症を残します。これは治療ではなく、悪意を持って難聴者を増やすために業界がやっている事だと私は疑っています。)
例えば、「メニエール病 有酸素運動」で出てきた↑のサイトでは、ジョギングを大きく改善と書いて強く勧めていること、(なにか事情があって書く必要のある)水分摂取は1リットル(通常は1.5-2.0リットル)で少なく書いて、玉石混淆 で悪化(神経損傷)を期待しているように、私は読めてしまいます。とりあえず、十分に水を飲ませて安静にして様子を見るというのがまともな感覚だと思います。(「ジョギングなどの」という記述は、現在無くなっています。私が電話して危険性を伝えたため削除されたようです。)
この場合、水分不足によるめまい患者に薬は出しても、原因を告げず曖昧にして
再度、来院させリピート患者にして経営を安定化させる悪習が医療機関にはあり注意が必要です。
病院から薬を貰ったけど効果がない、むしろ悪化したという話はこうした仕組みです。
高齢者難聴もこの延長線上にある話です。少なくとも戦後からずっとこういうことをやっています。
診察受けたら、水分摂取を指導されて解決したという幸運な患者はあまりいないと思います。
今現在の突発性難聴の治療の実際を詳細に記録した体験記(大変参考になります)を見つけました。ここで書いた内容が、現実に行われているというのがわかります。これは制度的な欠陥で、個人が疑う・注意できるレベルを超えた話ですが、気を付けてください。
(治療指針2020 メニエール病)
・ストレス・不規則な生活習慣が、メニエール病の発症に関係しているのを理解させる。
・内耳水代謝の低下が、内リンパ水腫の発生に関連していることを理解させる。可能な範囲で、水分摂取、利尿・発汗を実践させる。
だそうです。患者説明のとこだけを抜粋しましたが、水分摂取を省くことの異常さがわかると思います。※指針2023ではその水分摂取を省くものに戻っているので注意。
(治療指針2020 突発性難聴)
原因としては、循環障害、ウイルス感染、内耳出血だそうですが、予防の記述はなく、治療として水分について触れたものもありません。メニエール病との関連が深く、同様に(多くは)水分摂取不足ではないかと疑っています。
記事資料:テキスト資料
めまいの予備知識
・漢方がめまいに効くとよく聞きますが、水と白湯で服用する都合、相乗効果ありそうです。
・ドラッグストアセキ(よくあるドラッグストアチェーン)では、静かな場所でのキーンとする耳鳴りが気になる方に、御社オリジナルの漢方薬がおすすめです。みたいな店内放送があったのですが「耳鳴りには漢方薬」(原因は水分不足なんじゃないのかなと思ってしまいます)、新聞や雑誌での広告でもよく見かける通り、長年こうした商品が成り立っているのがわかります。
・今日の治療指針 2022年版[ポケット判](私はこう治療している)
デスク版は、広辞苑サイズです。ポケット版推奨。1万円近い本ですが、毎年更新されているので、メルカリで1-2年落ちした中古だと5000円以下で手に入ります。診療の現場で使われている本で、全科目病名ごとに網羅されています。ここで指摘するように内容に問題はありますが、病気の全体像を把握するのに役立ち、ネットの情報より整理された医療者向けの情報が載っています。(興味があれば)一冊持っておくと役立ちます。