白ニキビは、まれに顔にできる吹き出物で、治りが遅い厄介なものという認識はありました。厳密には、毛包炎(毛嚢炎)による黄ニキビが正しそうです。
尋常性毛瘡(剃刀負け)に、伴ってできるものを想定していますので、髭の濃い人向けの内容です。
これが、環境の変化が原因なのは間違いなのですが、30代で髭剃り後に必ずでき(複数の場合もあり)、頻発する時期があり試行錯誤しました。
最初、T字カミソリで肌に傷を作ることが原因ではと予想し、肌を傷つけずに浅剃りを試したり、電気シェーバーを試したりしましたが効果はありませんでした。傷を作ったところにできる傾向はあるのですが、傷と関係なところでも発生するので原因が特定できないのです。アルコールのウェットティッシュを試したり、保湿を期待してニベアクリームを塗ったりしましたが、同様に効果がありません。アフターローションなど髭剃り後のアフターケアにこだわっても効果はありませんでした。
化学繊維の入ったかたいフェイスタオルで顔を拭いたときはやばいと思ったのですが、やはり面で傷を作ってしまい鼻下に白ニキビがたくさんできで悲惨でした。
特にひどいのが、鼻下なので、鼻息があたり湿気があることが原因と予想しましたが従来からの環境要因であり直接の原因ではないです(下記のマスクの話とは別)。
この原因が特定できず、結構長く患っていたのですが、最終的に解決できました。
原因は、洗顔不足です。それまで、毎日、湯船に浸かっていましたし、ボディソープで軽く洗っていたり、髭剃り箇所なので洗い落しもしていたはずなのですが、意識的に鼻下や唇周辺を「入念に」洗うということをしていませんでした。
傷をつけないということを意識して、入念に汚れを落とすという発想に至れず、雑菌が落とし残ったまま過ごしていたということでした。
剃刀で傷ができるのもきっかけになりますが、そのほか大小であれ常に傷というものはできているのでそこに雑菌が入って悪化するかしないかという結果が、白ニキビのできるできないを決定していたようです。そもそも、以前は髭剃りで症状が出ていなかったわけですから原因は傷とは違うところにあるのです、これには加齢などが関係しています。
洗顔法としては、入念に鼻下や唇周辺を泡付きの手でこするというのをまず試すと思いますが(無印良品で洗顔泡立てネットなるものがあるので主流?)、同様に効果のある洗顔として「洗顔パフ」の使用をお勧めします。男性の場合、抵抗あると思いますが、これがあると効率よく十分な洗顔が実現できます。
「洗顔パフ」は、適当なスポンジで代用できるんじゃないかと思ったのですが、どのスポンジも洗顔で使うと硬すぎてできません。「洗顔パフ」が必要です。通販では美容の本格的な物で選択に迷いますが、ダイソーで「こんにゃく成分でできた洗顔パフ」というものがあり、これが最もお勧めできる製品(入手性、費用、使用感)です。無いと、手でこするしか手段がありません。とりあえず試して所持しておくだけの価値はある様です。
使用に関して、こんにゃく成分でできたというところに不安があったのですが、写真の通り2か月程度で分解してきますが、同時に黒カビのようなものも発生してくるので、交換時期としてはちょうどいいと思います。実用的な耐久性があります。100円ですしね。(白い饅頭型が最も崩れにくい形状の様です)
面倒な点は、乾いた状態では固くて使えないこと、お湯などでふやかす必要があります。入浴時の使用ではすぐ戻せますが、洗顔のみでは、煩わしく面倒に感じるかもしれません。
(2024/11追加 洗顔パフ不要かも)
歯の掃除道具など、入浴で持ち込む必要のあるものが増え、手間もあるので、この洗顔パフは省くことにしました。他に代用するものが無かったのですが、やわらかいボディタオルで顔にも使えそうなもの(ヨコズナのソフトは使える感じ)がありますし、基本は手で入念に洗えば同等の洗い落としができるようです。



白ニキビの原因をより追究すると、加齢により髭が濃くなる・肌の張りの劣化で汚れが溜まりやすくなった、人中(鼻の下の溝の名称)があったり髭も生える鼻下唇周辺は老廃物や汚れが残りやすく雑菌が繁殖しやすい環境、髭剃りや衣服脱着の擦れにより傷のできやすい環境、湿気のあるデリケートゾーンというのがあげられるようです。こうした鼻周りは洗顔が甘いと鼻と顔の接合部(汚れが溜まりやすい)に炎症が起きて数日治らないので、洗顔の大切さがわかります。ボディタオルの泡を極力、頭・顔に持ってきて洗いますが、入念に指で鼻先、目元、入り組んだところ洗うと泡の臭いが変わってくるので相当に顔油、汚れがあるのがわかります。
口内炎も同様な傾向でしたが、清潔にして雑菌を減らすというのは化膿を予防する上で大事な役割があるようです。
これとは別に、中高生に多い「ニキビ」も実のところ、洗顔不足が原因ではないかと思います(医療的には、仕組みが別物だそうですが十分な洗顔が当時できていないのが気になります)。ただ、調査ができないため可能性になりますが、洗顔時にパッドなど使って毎日入念に洗顔していたら、かなり違うのではないかと思います。しっかりとした洗顔を中高生がする必要があるのかないのかはっきりさせたいところです。
思春期「ニキビ」と加齢による「白ニキビ」、どちらも入念な洗顔が大事であれば、基本的に、入浴時にパッドを使ってしっかりと洗顔をする必要が常にあるという事になります。
上記の剃刀負けの記事では、洗顔不足を書いていないのは気になるところです。
フレイアクリニック >シェーバーや剃毛部分を清潔にする 詳細がほしいところです。
現在、不摂生(髭を剃らなかったり洗顔不足)などあると人中先端に赤い炎症と共に小さく白ニキビができることありますが、洗顔を意識することで軽微に治すことができています。マスク擦れによる炎症(立体マスクの紹介無し)は、立体マスクで擦れを無くすのが優先する気がします。マスクについては別の記事に詳細。
髭剃りがめんどうで剃らない日があっても、洗顔だけはやる必要があります。困るのは、風呂に入らない日がある場合です、とりあえず軽くシャワーを浴びるだけでも予防になります。歯磨きと同様に、人は常に衛生状態を維持する必要があるというのがわかります。
医療機関の出す情報で的確なものもありますが、最重要な部分はどこなのか特定するのが困難(もしくは無い)なものがあるのに注意が必要です。
洗顔には「こする」という行為でないと汚れが十分落ちないという問題があり、君島十和子さんの極力顔に触れない美容法(洗顔法)は肌に負担をかけないという意義はありますが、反面洗顔不足の問題は起きないのか、誤解を生んではいないのか、気になるところです。
(白ニキビ余談)
こちらも、髭の濃い男性向けの話題です。髭剃り時に、石鹸などを泡立てて使うのは滑りが悪くお勧めしません。肌を傷つけたり、髭剃り自体を難しいものにしてしまいます。下記のシェービングフォーム類は、必須の道具です。
シェービングフォーム(泡)とシェービングジェルはどちらがいいのか、ジェルのほうが透明で髭剃りがしやすく、肌を確実に守ってくれますが、落としにくい、刃に詰まりやすいなど扱いにくいです。
フォームは、深剃りができ、泡なのですぐに流せるのはメリットです、白い泡なので肌が見えないことが欠点です(必要であれば軽くふき取れば見えるので大した問題ではありません)。
私の場合、白ニキビの件で、一時ジェルを使ってましたが、フォームのほうがメリットが多くフォーム派になりました。メーカーにより、落としやすさ香料など違いがあるので長く付き合うお気に入りを見つけけておくだけの価値があります。
剃刀負けに関して、髭剃りの基本(その1)(その2)ですが、髭が濃い人はできるだけ髭は柔らかくして剃るのが、肌に負担がかからず安全です。高校生あたりから、いろいろ試行錯誤してきたわけですが、最終的に、入浴時に、湯船で髭を柔らかくした後、手動カミソリ(と上記フォームの組み合わせ)で剃るというのが、(蒸しタオルなどを必要とせず合理的に)深剃りと肌負担軽減の両立が可能、洗い流しも楽となる唯一の方法だったので習慣化しています。おそらく、髭の濃い人の定番の剃り方だと思います。(歯間歯ブラシ・糸歯ブラシを湯船でやる場合、手鏡が必要になりますが備え付けの鏡が無ければ、髭剃り時の手鏡として「も」使え合理的です。)
参考(私のお気に入り、ドラッグストアで容易に手に入ります)
シック エクストリーム3 首振り式3枚刃カミソリ
以前は、替え刃式の金属製をこだわって使っていましたが、使い捨てのほうが入手が容易で安い、気軽に交換できる、本体ごと一新できるなどメリットが多いです。刃の間に毛が詰まりにくい(?)2枚刃にこだわっていましたが、この3枚刃は問題なく、こだわる必要がなくこれが定番化しました。使い捨てですが安物感はなく、しっかり剃れます。
ジレット シェービングフォーム ピュア&センシティブ
価格帯として安く。他と比べて、落としやすく癖がないのが気に入っています。持ち運びは、(メルカリ等で入手できる)試供品のシェービングフォームがコンパクトでお勧めです。
(重要★)カミソリトラブルの原因
しばらく使っていると、いつものと同じ剃り方なのに特定の場所(私の場合、上唇上右側)で皮膚を剃って傷つけてしまい炎症が起きることがあります(白ニキビに悪化することもあり)。刃の切れが悪くなったということで、新品に交換すれば解決するのですが、この原因がはっきりしました。まず、毎日同じ剃りをすることで刃がたわんで浅いU字に潰れてきます。刃のたわみ具合を気にすることは通常まずないので、何もせずそのまま使っていると、(1)凹んだ状態が維持され肌に当たるきつい角度(無理のある?)でないと剃れなくなります。毎日少しずつの変化なので気づかないものです。これは、剃り・剃り残し具合にも、関係するので非常に大事なことです。
一緒に、(2)3枚場の間に空間があるのですがこれも潰れて狭くなってきます。(3)首の角度も使用により平らに近くなるようです。この状態だと、軽めに剃ると当たっている感じがなく、より深い角度で剃るのですがこれが肌を巻き込んで剃るトラブルの原因のようです。定期的に新品に交換するのが無難ですが、使用時毎回、刃を上側にたわませると潰れた状態から抜け出せて正常な状態に近い感覚に戻ると思います。刃の間隔は多少変化はあっても背新品と比べて狭いままなので、結局、定期的交換するのがいいですが、習慣として刃の上たわみを作ると凹みが軽減され、トラブルも起きにくくなるはずです。実際のところ、刃の摩耗、髭の詰まりによるトラブルではないです。トラブルは起きずスポンジパッドの剥がれ具合で交換することが多いのですが、髭のつまりで掃除して凹みが解消していたとかなにかしら弄った時の効果が乗っていたのかもしれません。ヘッド交換の高級モデルはこのあたり耐久性があれば価値があるのかも(KAI以外の高級モデルは2000円位からで、使い捨てが1つ100円相当なのに高すぎる、試すのを諦める)。
(失敗)だった。上たわみを数回やると可変の角度調整がゆるくなり、早期に使い込んだ状態になり持ち手に対して真横に刃が向くようになりました(写真右)。結果、使い込んだ状態と同じく、深剃りができなく今まで以上最高に剃れていないしかも肌もダメージという最悪の結果です。固定させるとか可変でないカミソリを検討しましたが、可変のほうが肌にフィットして剃りやすいようなので、結局、消耗品として、できるだけいじらず状態の良いものを使ってやつれる前に新品に交換するで良さそうです。これまでの使い方が限界まで使うで長過ぎたので適度な交換サイクルを見極めようともいます。
同時に、固定式のカミソリはどうだろうと、KAI KⅡという昔からある廉価な二枚刃しかも替刃式(5枚付き、安っぽいプラのおもちゃ感あり200円程度。コメリで購入)というレア物。というか、固定式の入手はかなり限定されておりKAIの金色の一枚羽、KAIの替刃式のKⅡ以外製品はほぼ無いようです。以前使ってフィット感がなくダメと判断した気がするのですが、使ってみたところ、やはり角度が難しくフィット感がないのですが剃れているらしく出来は問題ありませんでした。両方比較して、何が良いのか結果を出したいと思います。やはり、剃り加減に不満あり。
交互にという考えでしたが、やはり可変3枚刃の使い捨てシックエクストリーム3の新品が、スムーズかついい角度で当たっている感じで最高です、可変機構(首振りヘッド)は正常な進化であり必須、これ以外考えられない。これの潰れもありますが可変部のゆるゆる具合を気にしながら丁寧に使ってどの程度使えるか、おそらく1-2週間サイクルと思いますが見極めようと思います(ヒゲの濃さの差はあっても、一度剃りでたいがい済むので同じような寿命になると思われる)。
2週間過ぎた辺りで、鼻下で髭と一緒にわずかに皮膚も剃ってる感(利き腕側、ムズムズ皮膚がかゆく、赤い炎症から白ニキビ又は細菌による黒色化?になる場合あり)が起きるので、問題が起きるこのあたりで新品に交換するのがいいように思います。慎重かつ丁寧にやれば2週間以上でも十分使えるのですが、油断したときや気軽に剃るためにはそのサイクルでの交換が良さそうです。
利き腕側で、皮膚を剃ってしまうのは角度的な難しさなので、意識して口上部分を伸ばして(鼻下を伸ばす?)丸くして、盛り上がっていて刃が当たりやすい部分を平らにすることで回避できるようです。削ってしまうときは油断して伸ばしたりてないのも原因のようです。
右の使い込んだものは、凹みを直してしまってわかりにくくてすみません。
【P&G ジレット】ジレット シェービングフォーム ピュア&センシティブ 245g ×10個セット
2023.12 見かけなくなったので廃盤になったようです。390円以上が主流のところ、唯一290円で原価高騰の影響を受けやすかったのかもしれません。ただ、同時にマンダム製造で、カインズ・コメリのホームセンターオリジナルで190円のシェービングフォームが登場してきたので、低価格帯がより下がっています。使用感は、香料が強め、さっぱりしすぎて保護力が少し足りない感じですが、普通に使えるものです。

値段と同様に容量も少なくなっています。245gと190g。ただ、浴室に置きっぱなしでなく毎回持ち運ぶので軽くスリムな方が良いので気になりません。色合いも、青から濃紺でより落ち着きました。使い捨てT字カミソリとも色が合っています。重く大容量で、(サビの心配はある?)重いスチール缶では使い勝手が悪く、結果として望ましい方向です。
(白ニキビ余談2)
ひげ剃り後に、(髭があるとパフが使えない都合)パフを使った洗顔をするので、髭剃り前の洗顔は省いても良いではないかと思ったりするのですが、ひげ剃りで肌に傷ができるときに、肌に雑菌があると、肌に入り込んでしまい炎症が起きる可能性があるようなので、ひげ剃り前の(通常やるであろう)全身の洗いで意識的にひげ剃り箇所も洗浄しておく必要はあるようです。

