うおのめ(魚の目) - 皮膚科の先生が初診3-5分で除去治療

左:除去前 右:除去直後

一ヶ月前に、左足の親指裏に痛みがあり、トゲが刺さったのかと思ったのですが、特に目立つものがなく、この症状は、通風と予想しました。

かなり水を飲んでいても通風になる、前日調べ物でPCを長時間集中してやったのが引き金なのかと思ったら、数週間しても軽い痛みによる違和感が残り、写真の通り、硬い皮膚としこりみたいなものが確認できたので「魚の目」だったみたいです。

過去2-3回魚の目を経験しているはずなのですが、きっかけはクッション性のない本皮スニーカーと合皮紳士靴(どちらも一万しないノーブランド品)を新品で履いてすぐに魚の目が生じています(箇所は、母趾球で指ではない)。高校時代、革靴を履いていましたが、その頃は魚の目でなくかかとの靴擦れしかトラブルはなかった気がします(個人的感想)。できるだけ足裏が柔らかいもの、インソールを厚くするなど経験として慣れてくると魚の目は起きず久しぶりにやってしまった感じです。

今回の原因として思い当たるのが、エアロバイクで毎日欠かさず1時間漕いでいて、適当なシューズがなくマリンシューズが履き抜きが楽で採用したのですが、メッシュ生地なので伸縮性がありきつくはないのですが2E相当で狭く指先の向きによって親指に圧迫があったのが悪かったのかなと思いましたが、1-2年はこのシューズでエアロバイクをやってきているので、負荷の蓄積でというのは今までにないことです。

普段履いている4Eジョギングシューズで試したのですが、通気性、軽量、履き脱ぎでマリンシューズが優れているのがよくわかりました、今回は偶発的なトゲによるものとして靴は現状維持としました。

 

いろいろあって3週間ほど何もせず様子を見たのですが、悪化はしませんが、軽い痛みによる違和感は継続しています。

自己治療としては、2-3日液剤付きの絆創膏を貼ってふやかして、芯を削り取るという方法があるようです、医師会で推奨していたり裏がある製品だと私は思います(医師会は医者の利益を最大化するのが目的なのでありえないと思ったのですが、人口が最も少ない下部組織の鳥取県医師会と全国規模で代表格の日本医師会とでは状況が違うようです、他の投稿で水分摂取などに触れたりしているので裏があって効かないという根拠としては弱いです)。うまくできないと、再発するらしく、作業の手間と再発の可能性が結構高そうです。このブログは、自己治療を推奨しますが、仮に成功したとしても、みんなこれができるのかと言うと怪しいですし方法として良いものかというと私は疑問に思うのでやりませんでした。アマゾンレビューで成功者の声が沢山あればやっても良いかもと思えますが、レビューが医薬品の都合?ありませんし、成功体験が容易に見つかりませんでした。

かなり昔だったので忘れていたのですが、魚の目にはお灸ということで治療した経験がありました。もぐさ(ウールみたいなもの:原料ヨモギで粉砕して作れるというのが意外)を魚の目の上にある程度圧縮したものを置いて線香で火を着けて、時間とともに上昇するジーンという痛みを堪えて、魚の目を茶色、回数を重ねて黒く焦がして治療するもんだったと思います。一回で終わるものでなく連日継続して治るというものだったとはずです。大きな魚の目のときそれで治らなくて病院に行ったのか覚えていないのですが、小さな魚の目であれば治療は容易なのではないかと思います。

西洋医学では魚の目ができると外用薬の使用や負担をかけない靴選び、歩き方のアドバイスなどを中心に治療をおこないます。しかし東洋医学では、まず芯が出るまでカミソリで削り、その後にお灸をするという方法が一般的です。

魚の目には芯がありますが、その芯が出てくるまでカミソリで少し削っていき、その芯に向かってお灸で熱を伝えるとポロッと取れます。

(自身でやられて、すぐに治ったという記述もあり)

こちらが鍼灸師による、正しい魚の目のお灸による治療法だそうです。お灸を試しても効果が出ない場合、芯出しの削りが不足しているという事になりますが、カミソリでの芯出しが容易な作業に思えないので難しいところです。

★もし、魚の目が再発して自己治療の機会があれば、長靴酢浸透療法で30分以上足をふやかして、柔らかく白くなった魚の目部分をニッパーやカッターで削って、お灸をやって魚の目を治療するということをすると思います。あと、初期の小さなものであれば、削らずともお灸だけで治るのではないかと思います。★

治療自体、刺激的で楽しくやっていた記憶があります。自宅の救急箱に、もぐさの在庫がありました。

自己治療としては、定番の民間療法として、直接灸による魚の目治療をやるべきだったのかもしれませんが、完全に忘れてたのと、医療的にどういう処置をするのかはっきり確かめたかったので無駄ではなかったと思います。次回、魚の目の機会があればお灸での治療をやりたいと思います。

まず、魚の目の初期段階で、とりあえずお灸を試してみるという軽い感じで治療をしてみるというので良さそうです。

水虫と違って、民間療法(お灸)への言及がない、(2)、(3)は、実績と効果があるのでお灸の存在に触れないという方法を医療側が意識的にやっているように思えます。おそらく、国家資格鍼灸師の仕事と衝突するので存在しないという扱いなのだと思われます。

医者が自己治療として勧めている、スピール膏などの製品は基本的には治ることがなく、実績のあるお灸治療から目をそらさせるのが目的ではないかと状況的に思います。皮膚科の患者を増やすための工作です(機会がないので検証おそらくできないと思うのでその点すみません)。

そもそも、靴やインソールの選び方を間違わなければ発生するものではないので水虫とは扱いが異なります。

以前触れましたが、(母趾球で)かなり大きくなったものを(松葉杖や包帯を使うレベルで)外科的に除去して再発し、特に痛みのない液体窒素でやってもらったら容易に完治したという経験があります。

そのため、今回も液体窒素でやってもらおうと思ったのですが、その時お世話になった皮膚科医院が廃業していて、新規のところを探す必要があります。地元の皮膚科で検索してみると、数件ヒットするのですが、以前、イボでヨクイニンを処方してくれた先生は液体窒素はウチではやってないですと聞いた記憶があり、また、形成外科と皮膚科を一緒にやっている医院では、定期的に除去と文言があり液体窒素やってるのか不安になりました。結局、今まで通ったことのない皮膚科専門の医院に電話して液体窒素の治療は扱いがありますかということを電話で問い合わせたのですが、やっているとのこと、ただ先生が治療の方法を決めるのでどうなるかはわからないということは言われました。

すぐに行って、処置してもらって簡単に解決というのを期待して、電話して即向かったのですが液体窒素ということにはなりませんでした。

医院に着いたところ、駐車場がほとんど埋まっており、思いの外、混雑していました。特別待たされたわけでもなく、呼ばれて診察室に入ったのですが、真横の先生に対面することなくさらに奥に入ってくださいと補助の人に指示され、大きな平ベンチの上に寝て靴下を脱いで足をベンチ上のシートに置いて足の裏を出しておいてくださいと言われました。靴下を脱いで足を置いたところで、先生お願いしますと声掛けがあり、初老の男性先生が登場。待合室で、やたら声がでかいので耳でも悪いのかと思ったら、ハキハキ優しく丁寧な説明対応で非常に好印象な人でした。ただ、無駄が一切なく手術途中数秒ほどの(手も口も動かない)間が気まずいほど、密度の濃い数分でした。

まず、どうされましたという質問があり、エアロバイクで運動しているのですが、親指裏に痛みがあり、ここ1-2週間続いていますと説明しました。親指の状態から、おそらく魚の目でしょうという話をしながら、ニッパーらしきものを手にとって処置しちゃいますねという感じで、液体窒素でなく芯抜き手術が始まりました。

(あくまで私の予想です)おそらく親指の魚の目の場合多いのだと思うのですが、トゲや異物が入ったのがきっかけでそこから魚の目が今回できているので、その原因の異物を除去しないといけないとのことでした。今回、液体窒素をやってもらうつもりだったと伝えたら、液体窒素は「たこ」の場合はするんですけどねという回答でした。

そんな話をしながら、ニッパーで切り込みを入れて、細いメスで周辺をえぐって、ピンセットのようなもので、じゃあ芯引き抜きますねという感じで何か抜き取ったようです。間近で見ていても何だかよくわかりませんでした。そして、再発するかもしれないという話をしながらも再発は無いと思いますよとのこと、仮に再発した場合、原因のトゲが除去できていないということでレーザーを使いますとのこと、この場合、トゲにレーザーを照射して炭化なのか結果吹き飛ばすのかわかりませんが確実に除去できますとのことでした。ルーペで慎重に観察しながら、残根?が無いように丁寧に仕上げ除去という流れです。裸足で生活しているようなら、今日だけ靴下を履いたほうが痛みがないと思いますとのこと、違和感があるとすると今日だけですとのこと。終わって触ってみるとしこりっぽい硬いものが無くなっています。

終始、(麻酔はなしで)我慢はできるけどこれ以上だとかなり不快なレベルの痛みになっちゃうというギリギリ許容できる程度の痛み(半分ほど目をつぶっていた)があったので、これを自分でやって除去するというのは先生の場合と違ってふやかした状態であっても素人では難しいんじゃないかと思いました。また、先生であっても自分の魚の目は自分で治療しないと言っていたので姿勢的に無理があり難しいのではないかと思いました。

作業が終わると、先生が自分のデスクに戻って、自分は裸足で待合室に戻るのかと思ったら、その場で靴下を履いて待合室に戻りました。出血したわけでもなく、魚の目があったときの痛みが無くなって、写真の右の通り、見た目はえぐられた痕跡もなく除去後という状態が信じられませんでした。薄く広く周りの皮膚を除去している跡と思われるものが確認できるので、プロとして上手いこと芯の抜き取りをやっているんだと思います。

数時間後、当該箇所を強く押すと痛みがありますが、それ以外だとたまに若干の違和感程度の痛みがありますが通常の状態です。当日、翌日は軽い痛みがあるので再発するのではないかと不安でしたが、翌々日に通常のエアロバイク運動をしたら、痛みがほぼなくなり完治という感じになりました。

3割負担で、窓口自己負担分1430円。(保険抜きで全体として合計4000円ちょっと)自然治癒しないそうなので、そのまま放置するとどうなるのか気になりますが、魚の目と思われるものができたら、早々に皮膚科の先生(設備や経験的に皮膚科専門の医院を選んだほうが良いのではないかと思います)に頼りたいなと思いました。(まだ、お灸との比較ができていない)

以前、液体窒素で治してくれた先生は女性医師、今回の除去手術は男性医師(外科的除去は父娘で主に父医師だったと思う、娘医師は深く切りすぎた事による足の親指の巻き爪の手術で麻酔をしてニッパーで数分割して爪全体の除去をやってもらったことがある。巻き爪は20代に一度だけしかなったことがない)。治療の方法が複数ある場合、(治るのであればどんな方法でもいいのですが)医師の性別によって何を選ぶか傾向に違いがあるかもしれないというのは気になりました。

あと、原因として運動小屋が密閉空間となっておらず、放熱を考えて開放型となっている構造のため、強風時ホコリやゴミ、細かい木材片が侵入・発生し、目に細かい異物、靴下にトゲなど、衛生的な環境でないことが今回の一因となって健康面のトラブルが起きやすいというのがわかってきました。小屋の改築の方向として、衛生的な環境を構築するというのが必要ということのようです。

 

(2-3週間後)除去後、痛みはないが皮が厚く同じように魚の目みたいな状況で過ごしていたのですが、足指を横にスライドさせたときに、痛みがあってトゲでも刺さったのかと心配になったのですが、厚皮が引っかかり浮いており、引き剥がして完治という感じの経過になりました。