自宅のリビングがフローリング、他の各部屋が和室畳となっています。
畳部屋で(PC)デスク・チェアを使おうとすると、チェアの脚で畳を痛めてしまうので敷物を敷くことになります。
厚いラグに車輪付きのオフィスチェアの組み合わせもできるようですが、
(追記)チェアマットという布であれば4mm、ビニールだと1.5mmの重いオフィスチェア向けの製品がありました。こちらでも解決できるようです。あまり見かけない製品な気がする。畳上で小さいものだとズレ動きがあるかもしれませんが、奥行きを170cmほど余裕をもたせた分、動線上にはみ出てしまっている面もあります。
私の場合、押し引きの容易さと安定性重視で、パイプチェアのクッションゴムを取って、高さ調整のため、パンチカーペットの上にベニヤ、その上にフロアマットという感じで使っています。
これは特殊ですし完成しているので不満なく使えているのですが、1FのサブPCも同じ環境を揃えているのですが、こちらは簡易に、畳の上にパンチカーペットその上にパイプチェアとなっています。
最近、狭い部屋に移動させた都合、パンチカーペットが使い古しのもので、サイズは91*170cmのものです。これが奥の方でズレ動いているのが前々から気になっており、この機会に、170*170程度の大型のものにしてズレ動かないものにしようと思いました。パンチカーペットは、切り売りで、灰色のものをよく見かけます。幅が2種類あって、幅91cmと幅182cmがあります。地元のホームセンターの多くで幅91cmはあるのですが、幅182cmを扱っている店舗があったはずという昔の記憶を頼りに適当に大型店を巡ったのですが見当たらず、(切り売りでない)サイズが江戸間2畳という感じで決まっている平織カーペット(176*176cm)が値段も結局同じだしこれでいいやと、思いつき程度の買い出しだったこともありそれを購入して済ませました。スピーカー、デスクなどを移動させないと敷けなかったので結構な作業だったのですが、敷き終わって完成してみると、違和感を強く感じました。
厚みがあってフカフカ感があり不安定なのは許容できるとして、縁(ふち)のほつれ防止で加工された箇所が硬くさらに厚みがあるので、跨ぐときに薄いパンチカーペットと比べて足が引っかかりやすいのが気になりました。しばらくすると慣れて気にならなくなる可能性も考えましたが、幅を広くした事も今回は不要に思えて、これは失敗ということで撤去。今度はホームセンターに電話で製品を訪ねたのですが、ホームピックというホームセンターに、灰色幅91cm(滑り止めゴム付き・薄いゴムなし)、幅182cm(薄いゴムなし)という扱いがあるのを確認できました。


昔を思い出して、以前は遠くのホームセンターに裏面に滑り止めゴム付きの厚めのパンチカーペット(幅182cm)を目当てにわざわざ買い出しに出た記憶がありそれを重宝していた時期がありました。ゴム無しの薄いものは安っぽいので良くないとさえ思っていました。だったのですが、自分か家族が厚手のカーペットはつまずきやすいので薄いほうが良いという事になり、比較してみると確かに薄いほうが安全で快適という認識ができて、(薄いゴムなしの)パンチカーペットしか採用しないという状況になっていたのでした(ゴムあり6mm、ゴムなし3.6mm)。平織カーペットも実は以前同様のことをやっていて、再度購入して失敗した可能性が否定できません。
段差というと、ベニヤ板の上にフロアマットを敷いてパイプチェアを乗せて使っているわけで、段差箇所は身近にあるのですが、移動の動線上でなく、ゆっくりと動く椅子周辺などでは許容できるようです。脱衣所の足ふきマットも慎重に歩く箇所なので気になりません。
逆に、動線上で頻繁にカーペット上を横切る場合、厚みのある敷物だと転倒事故の原因になりますし、足が引っかかりやすく注意が必要で違和感が出て、薄いものしか許容出来ないはずです。(参考:消費者庁 高齢者の転倒事故 キッチンマット リビングマットの記載あり)
厚めの平織カーペットの用途は、フローリングの部屋(6畳間、4.5畳間)にちょうどよく敷き詰められるサイズが用意されており、キッチンから部屋の敷居という段差箇所に合わせて敷く場合は、問題はなくそういう前提の製品のようです(フローリングは冷えるので敷きたくなる)、厚みのあるカーペット、フロアマットなどは完全に敷き詰める必要があるということ。
そんな事を思い出して、パンチカーペット幅182cmを検討したのですが、部屋が奥の引き戸の開け閉めのため頻繁に通路として使われる状況で、現行の幅91cmのほうが安心な気がしてそのまま使い続けることにしました。幅91cm、幅182cmどちらがいいかは一概には決められない感じです(2Fでは幅182cmを使っている)。左側をデスク脚で踏んで反対側もカーペット奥をカーペットピンを差して固定、PC本体を乗せればズレ動きはなくせたようです、通路側はピン留めしない(これまでピン留めは基本しない)ほうがカーペットを逃がせるので安全に思えるのでそのままです。畳の上に、中途半端に敷く場合、このパンチカーペットが最有力となると考えています。
カーペットやマットは必要最低限にすべきですが、以前、賃貸の広いキッチンで中華鍋・ガスコンロで炒め物をしたときに、フローリングに跳ね油が落ちて落としにくい汚れとなる事があり、キッチンマットを敷いた記憶(換気扇フィルターも油がかなり付着)があります。使用状況によってどうしても必要という場合があるようです。
以前の購入失敗を再度やってしまった反省として、振り返り記事を書きましたが、敷物の厚さというのはつまずき転倒事故につながるので考慮しないと、快適な空間が作れないという記事になります。具体的には、インテリアデザイン重視で敷物を選ぶと、厚みがあって段差が生じると快適性というか安全面に問題が生じてしまう場合があるようです。