冬季の寝間着・室内着の理想モデル

防寒性を考えるとアラスカのスキーウェアみたいなものが最強です。アラスカ・カナダの冬服は参考になります。厚着してズボンインしているようです。日本の極寒地でも特別特殊な寝間着ということはしていないようです。

以前書いたように、スノボズボンを重宝していた時期は保温性は良かったのですが寝返りや着ぶくれでデメリットが有りました。このブログ記事で、デスク・布団・暖房などを整えた結果、冬の重装備でなくとも着衣外側については中・軽装でも行けるんじゃないかと結構油断した服装をしていたら、大寒波到来で外気温が朝方-5℃あたりになった頃に、体調不良が頻発するようになりました。要は、冷えで室内もありますが最も影響する就寝時、身体があたたまりきらず、朝方、全然(寒い訳では無いが)暖かくなく目覚めてどうしたものかと思ったら、身体の疲労がまったく取れておらず自転車は乗れてもスパートはできない不調を感じ切り上げ、頭もスッキリせず思考力も低下、また、朝食後に強い眠気があり部屋着で厚着をしたまま就寝(温かいのでこれがマトモな休養となっているはず)してしまうという事が起きました。

要点としては、暖房をしっかり使って、室内・就寝時、体を冷やさずにしっかり血流をさせて暖かい室温環境ができれば最も良いはず(新築の保温断熱性が向上しているのは大変に良いこと)(実際のところ、違ってたらすみません)。

暖房に頼れないのであれば、防寒着をしっかりとしたものにすれば良いということになります(次策として・おそらく両方必要なのかもしれない)。

服装・就寝に関して、暑すぎもなく寒すぎない許容範囲というのはかなり広いのですが、平均以上であれば問題ありませんが、平均以下寒いの少し上では、血行不良などの影響がある程度起きてしまい下痢や疲労回復低下などの悪影響が地味に生じているはずです。なので、できるだけ防寒は過剰気味にしておく必要があります。

であれば、上着は室内でもダウンジャケットは邪魔すぎるので、ウルトラライトダウンジャケットが体温を密封できスリムなので実際暖かくも感じ良いのですが、デスクに乗せる腕がカサカサ音がしたり、摩擦音も大きく、室内で使うのに抵抗があるので、保温性が落ちる起毛に近い質感のジャケットを使用するかは分かれるところです(私は後者,・仕事や移動の頻度で事情は異なります)。

室内着については、個人の好みでいいと思うのですが、寝間着については、疲労の回復を含めて血行よく暖かくして寝れないとまずいので、選択の幅が狭まります。

布団としては、最善を尽くしても、秋ごろからやっている、暑腹巻き+タートルネックにインナーベストで足は露出というスタイルは寝心地は良いのですが、布団での保温、着衣での保温の両方が必要らしく、超極暖タートルネックにしてもぎりぎり暖かく起きれる感じでした。

これは、もう一段階、温かく安定させないと疲労の回復面から問題があると考えて2つの改善策を思いつきました。一つが、電気マットを使って補助的な暖房を使うこと、これは電気あんか使用者によると、最初は良いが中盤終盤では暑すぎて、眠りの質が落ちると言っていたので補助的に使うのが良いようです。使い方については実際に使って後で追記します。

もう一つが、ごく軽いジョギングパンツを履いてみたのですが、途中から邪魔に感じ脱いでしまいました。違和感としては、腰回りと上下一体でない感触が不快に感じたようです。こうなると一体何を着ればいいのか考えてしまったのですが、以前からワークマンのつなぎコーナーで、作業用つなぎのためのインナーつなぎなのか、ただのインナーつなぎなのかわからないのですがつなぎタイプのインナー(袖なし2500円)がありました。冬季限定に置かれる製品で、試す機会が無かったのですが、今の状況だと最も良い寝間着になるのではないかと試してみました。

QI001F 裏アルミウォームインナースーツ袖無し | ワークマン公式オンラインストア

時期が、2月半ばで春物が入り冬物終盤だったので在庫が少なくなっていました。ワークマンのネット通販では取り扱いが終了しており。店舗在庫のみとなっていました。

近所のワークマンに向かったところ、どの店舗にも置いてあるのですが、袖ありと袖なしがあり、寝間着としては腕周りの着衣が薄い方が寝返りが楽(掛け布団に腕の着衣が絡んで動かせなくなる)なので袖無しが購入対象になります。現物のあったL、LLを試着してみたところ、悪くないですが動きによって突っ張る感じになるので、脱着を考慮して、今使っている作業つなぎ同様、3Lにする必要があるようでした(作業つなぎは、丈詰めが必要ですが、インナーつなぎは私にはちょうどよかった)。色は、黒、明るい緑、斑茶、(よくわからないが濃い緑/黒の迷最調もあった気がする、以前のモデルかも)でした。ワークマンはしまむらと違い、近くの店舗の在庫を店舗PCで確認できないので各店舗に直接電話で確認する必要があるそうです、最も気に入った黒の3Lを探して近い店舗から電話をかけたのですがことごとく無く(明るい緑の3Lはわりとある)15件目辺りで在庫が見つかり、取置してもらい車で買いに行きました。しまむら同様、店舗ごとに入荷品はM、L,、LLの1点ずつしか入ってこないのでお店によって在庫の残りが結構違って複数店舗を回ったら欲しいものが見つかるという事が多いです(ユニクロの在庫数は異常に思える)。

当該の製品を着てみましたが、

1.ネットで探すとキルト素材が多く、キルトだと洗濯時、フェルト状に毛羽が出て良くない(特に問題なく使っている感想なので違うっぽい、寝間着で使っているレビューあり)と思ったのですが、中綿なので保温性はある程度(ダウンジャケットの半分以下の厚みなのでインナーダウンの代わりにはならないがズボン部は割と温かい)ある。

2.寝間着としては、サスペンダーを使う必要がなく、吊り下げだが肩面で広く支えるので拘束感はなく就寝時もそのままいける。室内着としても腰回りの質感はスノボズボンと同じ印象だが使える。外着としても、スーパーに買い出し程度なら行けそう。

3.腰回りが分断しないので、冷気の入りと締め付けの不快感がないので気持ち良く着れる。

欠点としては、

脱着が面倒でトイレで手間かなと思ったのですが、吊り下げが面なのでサスペンダーと違いインナーベストの上に着られる(インナーベストの上にサスペンダーでも問題はなさそうだけど長期的には痛めそう)ので、上着を脱いで、つなぎを脱ぐという2段階なので悪くはないです。ただ、つなぎを脱ぐのに遠山の金さんが入れ墨を見せるように、袖穴に腕を最大に折り曲げて手先を突っ込むという(着るときは楽)、独特の動作になるので(作業つなぎ同様)やはりサイズはゆとりがあったほうが良いです。

可変のサスペンダーと違って、固定の吊り下げなので調整ができません。多かれ少なかれずりパンみたいな感じにはなります、腹側の縫い合わせで調整はできそうですが大きな欠点です。ロックピンでいけるかもだけどやらないほうが良さそう。

腰回りの可動域に制限が加わるので、靴下を履くのが辛くなります。筋肉量が増えると同じ傾向ですが更に辛いです。靴下を先に履いたほうが楽。

あとは、インナーなので局部のジッパーが露出しているのが独特かなと思う程度です。

防寒ズボンとしては微妙ですが、寝間着(ジャケットを加えて部屋着としても一応いける)であれば欠点は気になりません。

かなりニッチな製品ですが私の冬の寝間着として、ちょうど良いものが手に入ったと思います。

(寝間着としての実際)

目覚めたとき、結構暖かさを感じ、保温効果は十分あり。ただ、寝返りが全身を使っての動作であるため脚の屈伸と腰のスライドで若干生地の引張による制約・拘束感があり(膝と腰に伸縮素材あり多少緩和、腰のジッパー開放は寒いだけ)。また、腰の動作でつなぎの化学繊維生地と起毛の敷きマットが滑ってしまって寝返り動作に少し支障があるのがわかる。その結果か、目覚めた時に斜め45℃を向いた中途半端な姿勢だったので寝返りが失敗していた可能性がある(掛け布団を巻き込んでおり枕が新品で埋まっていただけかも)、通常横寝で目覚める事がほとんど。つなぎを脱いで、その違いを確認できたが、着衣で保温効果を狙うと拘束が伴うのは当たり前と言えば当たり前で、この程度で高い保温性が得られるなら悪くないのかもとも思える。※ポリエステルの上着を着て寝ると腕が引っかかって寝返りがやりにくくなるのと比べれば、寝返りができるだけまだ良いみたいです。

目覚めが十分温かいと血行による疲労回復ができていて目覚め・体調・気分ともに良い(逆に、全く暖かさを感じないと失敗睡眠、また長時間睡眠になる傾向がある気がする)、目覚めの暖かさの実感は睡眠の質に直結していて指標となる

ストレッチ素材のつなぎ(ユニオンスーツ・つなぎパジャマ)系があれば保温性は落ちるが試してみたい、普通のパジャマも試す必要があり。そういえば、人形寝袋を持っている。二重かけ毛布も効果がありそう。より大きな毛布で掛敷毛布一式包んでしまうというのもいいかも。

ただ、既存のそれぞれで役割ができているので例えば毛布を二重にするということをやっても効果はたいしてない。工夫により改善させる程度にしておくのが良い。

寝間着として割り切って、起きたらサスペンダー付き(またはベルト)のズボンに切り替えたほうが、メリハリがあって良い生活ができると思います。

 

(失敗)

2回目に期待して就寝をしたのですが、1時間ほどで火照りを感じいい感じなのですが、3時間経っても寝付けません。初回だったので疲労蓄積で寝れただけで、寝返りのしづらさに危険を感じるのか、夕飯に興奮剤的なものを食べてしまったのを疑うほどです。寝付きに関して、運動習慣があればまず間違いなく快眠できるという経験による確信があったので驚きました。ただ、暖かくして休めた分、疲れは抜けています。

快眠には、保温と寝返りを両立させないといけないという思いが強くなったのですが、布団側で寝返りによって冷気が入り込むのを軽減させる方向でとりあえず次を考えたいと思います。冬季の睡眠は、簡単にはいかないようです。

(方向性だいたい決まる)

冬季の就寝時の寝間着は、最大限の保温性を確保して寝返り重視で、厚腹巻き+インナーベストに超極暖タートルネック、下は下着のみです。

ただ、外気0℃近く寒いと、着込んで寝たほうが暖かさを強く感じられます(部屋着を着込んだ状態でそのまま寝ると、動けず頭に圧迫による頭痛が起きる場合があり危険です)。上下に着込んだほうがいいかなと思いましたが、極度の眠気で着込んだ状態でなら寝れますが、ジャージなどを上下着込んで寝ようとすると重りのような窮屈さを感じ心地よくないです。であればどうするのか考えたのですが、ベストの中の超極暖の上に厚手の長袖シャツ(ワークマンの春物)を普段から重ね着して上半身だけ強化すれば、部屋着・寝間着の特に腕の寒さが軽減できるので室温10℃近い極寒時の対策として有効だと思います。同時に、尻・腰辺りの冷気を感じるので短パンで防寒するのが有効ではないかと試しましたが、

1.ごく薄い短パンであっても、防寒効果が十分にあり、横寝をした時に、尻上・腰辺りに冷気を少し感じる(100)からごく僅かに寒い(0-20)かも程度になりました。

2.前々から気になっていた、両腿の接触による蒸れる不快感が短パンの薄い生地が間にあることで、接触がなくなりこの問題がなくなりました。

3.通常ズボンだと動きに制約があって違和感があるのですが、ごく薄い短パン(長めで膝上まである)では腰回りを含めて違和感・不快感がないのでちょうどよく思えました。

冬季(極寒期を含む)は、タートルネック・ハイネックに長袖シャツの重ね着追加、短パンは冬季だけでなくオールシーズン履いたほうが快適に寝れるかもしれません。寝間着として求められる条件を、かなり高いレベルでクリアできたのでこれで完成としたいのですが、上着として、長袖・長ズボンがあると保温性が良く仮眠のつもりがぐっすり眠れる事が多くあるので問題はあります(寝間着の保温能力不足)。

柔らかい長袖ジャケット・薄いジョグパンツのような温かい服装でないと、真冬に暖かく寝る事ができないようです。他の改善策としては、インナーベストは一番外側に着て服を締め付け、滑りやすい素材で寝返りをしやすくするのが良いと思います。また、サスペンダーは解除するだけでなく違和感なくサスペンダーなしの長ズボンで寝る必要があるように思います。冬の寝間着は、保温性>寝返りのしやすさの優先順になるようです。

布団側で、保温を確保しますが、問題は隙間から入る冷気です。それがなければ、どんな布団素材であっても保温能力はあるはずです。これについては、布団記事に詳細

室内着としては、重防寒であればスノボズボン。暖パンツ・厚手のジョグパンにサスペンダーかベルト(重いズボンの紐締めはずれ落ちやすい・外出しなければ開放的に腰紐だけでもよさそう)、インナーつなぎ(それぞれに上着)です。インナーつなぎは一体化しているのが良くて朝サスペンダーを気にすること滑り込めて、腰回りの拘束がなく、保温性があるので良いものです。購入してゴミでなく、有力な部屋着として使えるはずです。ただ、楽を優先しすぎて体裁的なものが堕落してしまうのでそれが理由で使わないということで落ち着きました。