水分を必要栄養素としない日本の異常さ

「健康のため水を飲もう」推進運動

当然ながら、厚生労働省の発信する内容は正確で水分摂取について必要な情報がまとまっています。ここで、生命維持に必要であり不足すると死に至りますとあり、意識的に水分摂取する必要(成人1日1.2リットル以上)があるのがわかります。

ただ、これは運動・ポスター等一時的なキャンペーン規模なのです。

(参考)水 水の必要量算定 目安量の策定

問題なのはこちらで、日本人の食事摂取基準に(参考)として書かれたものです、アメリカ・カナダ、ヨーロッパ諸国では目安量が定められています。日本だけ目安量すら定められていないのです。(水を必要栄養素としない日本)

海外(アメリカ?)だと、水は少なくとも1日コップ8杯摂取したほうが良いと、昔から言われてきたそうです。検索で関連情報が見つかると思います。飲ませないより、飲ませるほうが健全だと思います。海外の筋トレの本で、普通に水分摂取の重要性の詳細が当たり前のように出て来る感じに好感が持てます。

必要栄養素として最重要とわかっていながら水分摂取量を制度として決めず大きい穴を作って、ポスター配布程度のキャンペーンで注意喚起するだけ、大量の脱落者を生み出す危険な状態に厚生労働省(国)がしているのです、これが現実です。日本だけの科学的根拠・研究の不足は、いつまで続くのでしょうか。

同様に、健康維持の3要素(食事・睡眠・運動)という大々的に使われている専門用語にも、食事(水分は除外もしくは特殊な扱い)となっています。健康維持に絶対必要な水分を基本的なレベルで隠しているのです。本来のあるべき形は、健康維持の4要素(食事・水分・睡眠・運動)となります、もしこれであったなら一般の認識はかなり違っていたでしょう。これらの要素は、どれが欠けても健康は損なわれます。健康維持の3要素では水分に気づけず健康維持できない罠があるのです。また、国による健康三原則「よく食べ、よく動き、よく寝る」としてPRされているものも同様です。

また、東京都福祉保健局に問い合わせたのですが、3要素でなく4要素(水分摂取機会は食事とは別、食べるでなく飲むなど食事とは違いが大きい)ではないかという疑問について、厚生労働省の計画に基づいて情報を発信していて成否に言及する立場にないということでした。保健所の大本は、厚生労働省(国)とのことです。

4要素であるだけでなく、大きな水分摂取の中に、他の三要素が入っている。3要素の基盤みたいなものです。水分なしの運動・食事・休養は意味をなしません(休養は除いて)有害とすら言えます。

制度化数値化されていないので、水分が必要栄養素として扱われず、栄養士の水分の取り扱いが任意となっているようです(例えば、この栄養に関する本では水分に関する記述はないです、減塩の話題に、水分や排尿の話ができないのは機能不全です。)、またこの公衆衛生学の教科書では、上水道のところで生命に必要不可欠で全体で2.5リットル必要とさらっと書いてあります(索引はP16でなくP17さし?)がそこだけです、索引や生活習慣(栄養)では水分という文字はありません。水分摂取の重要さを周知できる最大の機会をことごとく放棄しているため認知度が格段に低い現代日本人の水分摂取の必要性についての認識の甘さはこれらが原因です。

ちなみに、生活習慣病の予防に水分摂取は含まれませんが、水分摂取により症状が改善した報告のある病気は、生活習慣病とそれ以外でいくつもあります。もし、生活習慣病の予防に、水分摂取が書かれていたら事情が大きく違うのですが「無い」のです。

日本予防医学協会(水分は軸不可欠ですのみ)、日本生活習慣病協会(なし)では十分な水分摂取の必要性に気付けません。こうして作られた脱水症予備群とそこから生まれる患者を相手に、医療が食い物にする仕組みを追求していく予定です。

その水分摂取に触れないという傾向に合わせて、ジムでも運動前後の水分摂取の周知がなかったり、有料の水素水があって、無料の水飲みがない。他の店舗に配慮して自販機が置いていないなど、運動する場であっても水分摂取不足によるトラブルが起きることを予防しようという取り組みをしていないケースが多く見られます。健康医療記事でも、同様に触れないというのが常態化しているようです。

厚生労働省(国)が、脱水症予備群をなぜ放置するのか、その理由は、儲かる医療のために都合がいいから、(より広く見ると)こうした情報を含む既得権益者への利益誘導(情報弱者の権益剥奪)でしょう。社会的に有害な人物の合理的な排除などを理由に、医者に与えられた特権と想像しても、その対象が一般人に広がり、医療本来の役割を果たしていない現状では許容されるものでは全くありません。

国規模での詐欺医療ですので、行政や医療ってこういう茶番をやっているんだと残念な仕組みがわかってしまう教材です、なんとなく感じる日本の閉塞感の正体はこういうものです、この仕組みを変えたいという前に、こんなろくでもない落とし穴にはまって人生を台無しにされる可能性がある(実際、多数の人が被害者になっています、妊娠や障害、発育にも関係する話です)という周知を自分の周りの大切な人に伝えて、間違っても被害者にならないようにしたいのです。

脱水症の予備知識

・夏場の熱中症予防に、水分摂取が推奨されますが習慣的な水分摂取の呼びかけにはなっていません。逆に、夏場だけ水分摂取を気をつければいいと受け取られかねません。

・ここでは日常的な「慢性」脱水による病気を話題にしており。熱中症は「急性」脱水によるものです。厚生労働省による職場での熱中症予防対策は「急性」に限定されたもので異なります。

職場の熱中症による死傷者数は、年500-1000人ですが、慢性脱水による死傷者数は年10000人単位になるでしょう(腎不全、脳閉塞、心筋梗塞などの何割かとして)。人工透析や病気全般に悪影響を及ぼす要素ですから、医療費額としても兆単位に至ります。なぜ熱中症予防のような取り組みができないのでしょうか。

健康診断のとき、医者から水分摂取の大切さを改めて教わりました。というブログ記事を読んだのですが、内容はもっともなのですが、そんな重要なことが常識になっていないこと、目安量として海外では当たり前レベルなのに、日本はやっていなくて医者からのいい話みたいな扱いになってしまう事に違和感を覚えます。